ズラリと並ぶド迫力のドリフトマシン!
会場に到着するや、オープンピットと呼ばれる場所に競技車両がズラリと並ぶ姿を見て「ドリ車かっけーっス! いつかは運転してみたいっス!」と美環さんのテンションはいきなり全開。ちなみに普段の美環さんは心配りのできるお淑やかな方(と書いてと言われた)ですが、テンションが上がると語尾に「っス!」をつける癖が。今回は彼女のテンションを忠実にお伝えするべく、そのままの表現とします。
そんなハイテンションな美環さんを見ていたドライバーのポン選手は、優しい笑顔で美環さんを手招き。「ガンバってくださいっス!」とポン選手に声をかける美環さんに、ポン選手は「僕ノ走リ、チャント見テテネ」と日本語で返答。
このように気軽に選手と会話したり記念撮影などができるのもドリフト競技の魅力です。さらに昼頃になると選手が集まってのサイン会も開催されます。選手とファンがここまで近いプロスポーツは、ほかにないのではないでしょうか。
会場はオープンピットのみならず、出展ブースも数多く並び、チームグッズを販売するコーナーもあります。TOYO TIRESのブースでは、ラッピングされた車両を展示するなど、もっとも目立った場所です。
仮設ステージでドライバーによるトークショーも開催。TOYO TIRESを使用するドライバーが全員揃って、走行直後の感想や意気込みなどを、面白おかしく語ります。これがレース観戦時の参考になりますので、聞き逃すことはできません!
さて。モータースポーツ、特にドリフト競技というと、男社会のイメージを抱かれるかと思います。ですが意外と女性の姿も多く、会場ではタイヤを運ぶ女性の姿を発見。
実はこの方、TOYO TIRESのタイヤエンジニアというリケジョさん。「こんなカワイイ子が、こんな力仕事をしているんスか? え? タイヤを設計しているんスか?」と美環さんは、リケジョに怒涛の質問攻め。「普段はオンロードのタイヤの設計を……、今日はタイヤの様子を見たりして……私なんてヒヨッコですから」と圧倒されながも、なぜかドヤな面持ちで質問に答えるリケジョでありました。
さらにお客様はもちろんのこと、運営スタッフ、チーム関係者、さらにカメラマンの中にも女性の姿が数多く見受けられるのもドリフト競技ならではの光景です。美環さんはSuperFormulaで某チームのマスコットキャラクターの「コスプレ」をする仕事をしたり、オートバイのレースを観戦しに行くなど、モータースポーツの会場に足を運ぶことが多いのですが、「他のモータースポーツと比べて働く女性が多くてビックリっス! でもドライバーさんはいないんスねー」という美環さん。実はD1グランプリの下位カテゴリにあたるD1ライツには、女性ドライバーも参戦していらっしゃいます。