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業界人の《ことば》から 第371回

インテルが警鐘を鳴らす、企業間のデータ格差

2019年12月18日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集● ASCII

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データセントリック市場はビジネスチャンス領域

 データセントリックトランスフォーメーションの時代が訪れることは、インテルにとって、大きなビジネスチャンスを生むことになる。

 市場全体を俯瞰した場合、PCセントリックの市場規模は680億ドルであるのに対して、データセントリックの市場規模は2200億ドルに達すると見ている。

 「PCセントリックの市場を見ると、PCそのものは大きくは成長しないが、その一方で大きくは縮まない。だが、グラフィックス、コネクティビティー、プラットフォーム、メモリーという分野を見れば、まだ成長の余地があり、そこにインテルのビジネスチャンスがある。

 しかし、データセントリックの市場は、さらに大きな可能性を持っている。データセンター、ネットワーク、IoTと幅広く、さらにAIや5Gなど、インテルにとってビジネスチャンスになる領域も多い。こうした領域に対して、キープレーヤーと協業しながら、ビジネスを拡充することができる」と語る。ここにもインテルが持つ「中立性」という特徴が生かせるという。

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