マイクロソフト社と協力し、安定性を向上
AMDは12月10日、同社のGPU、APU、チップセットに対応したドライバースイート「Radeon Software」の最新版「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」を発表した。
同社のドライバースイートは、2015年11月24日に長く使用されていた「Catalyst」から一新され「Radeon Software」へ変わり、進化を続けて来た。
都内某所で行なわれたAMDのメディアブリーフィングでは、AMDでRadeon Softwareの開発に携わるソフトウェア・ストラテジー&ユーザー・エクスペリエンス担当シニア・ディレクター Terry Makedon(テリー・マケドン)氏が来日し、新しい「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」の魅力を語った。
Terry Makedon氏によると、同社が最も重要視していることは、ユーザーからのフィードバック。そのため、同社はユーザーからどんなフィーチャー(機能など)が欲しいかを投票してもらって、それに応えているという。
同社は2015年にRadeon Softwareをリリースしてから、毎年平均で16の新しいフィーチャーを追加しており、パフォーマンスに関しては毎年12%向上、安定性に関しては外部のコンサルタントに調査してもらったところ93%が安定しているという結果になった。
そして、ユーザー満足度調査に関しては、5点満点で4.5という高い評価を得ているそうだ。
同社はさらに今年、マイクロソフト社と協力し、PCのクラッシュした時の情報を元に共に検討し、安定性の向上を図っている。
こうした取り組みを行なった結果マイクロソフト社の主任グループ・プログラム・マネージャーであるKam VedBrat氏が、「AMD社と協力したことで、今まで最も堅牢性の高いグラフィックスドライバーにできた」とコメントしている。