並べるとド級のインパクトの100万円分のPCパーツを、丁寧に素早く梱包する匠のワザをみた
100万円分のPCパーツを梱包、ドスパラ工場での作業に垣間見たこだわりがスゴイ
2019年12月09日 09時00分更新
時間調整で無駄なく短い時間で発送
ドスパラの工場の発送をつかさどるフロアには、PCパーツ、上海問屋、他企業から委託されて発送を担っているコーナーがある。他企業からの委託は、地図やキャラクターグッズ、同人CDの委託販売の会社などから発送を請け負っているとのこと。とはいえ、やはりPCパーツコーナーが一番規模は大きい。
PCパーツは、本社側で入金が確定された製品のリストが一定時間ごとに印刷され、それをもとに各パーツが置いてあるコーナーからピックアップする。なお、印刷された製品リストと製品の棚に番号が書かれており、その番号をもとに製品をピックアップする流れだ。また、製品リストにバーコードが貼ってあり、同じくPCパーツにもバーコードが貼ってある。こちらを両方バーコードリーダーで読み込むことで、納品書と送り状が印刷されるようになっている。これにより、どちらかが間違えていると納品書および送り状が印刷されないので、間違えた製品を発送することも防いでいる。
ちなみに、PCパーツは夜の時間帯の注文が多いため、時間帯的には朝が一番忙しく朝にスタッフを集中させる。昼の時間帯からは上海問屋や他企業から委託された商品の発送が増えてくるため、朝PCパーツを梱包していたスタッフがそちらに移動して作業する。システムにより作業を単純化することで、どのコーナーでも同じスタッフが作業できるようにしてある。これにより、より時間を効率的に使い発送までにかかる時間を削減しているというわけだ。また、忙しくなるボーナス商戦や年末商戦の時期は、注文量をみてスタッフの数も増やすという。