2019年11月12日、ヤマハはPoE、インテリ、ライトL3のスイッチを拡充する新製品を発表した。
PoEスイッチは新たに18、28ポートモデルを用意
2019年12月に発売予定のスマートL2 PoEスイッチ3製品はポートのラインナップを拡充。10ポート(給電ポート×8、アップリンク×2)の「SWX2210P-10G」、18ポート(給電ポート×16、アップリンク×2)の「SWX2210P-18G」、28ポート(給電ポート×24、アップリンク×4)の「SWX2210P-28G」の3製品を投入した。
3製品はともにスマートL2スイッチ「SWX2210シリーズ」をベースにリンクアグリゲーションやQoSなど同等のL2機能を搭載し、2020年春のファームウェアのアップデートにより、SNMPやACL、IGMP/MLDスヌーピングにも対応する。全モデル1ポートあたりの最大給電能力は30Wとなっており、IEEE802.3atの規格に準拠する。また、新たに動作環境温度50℃を実現した。
本体価格(税抜)はSWX2210P-10Gが7万9800円、SWX2210P-18Gが11万9800円、SWX2210P-28G が15万9800円。
インテリL2は52ポートモデル、ライトL3は18ポートモデルを追加
2020年1月に発売予定のインテリジェントL2スイッチ「SWX2310シリーズ」は、10ポート(うちアップリンクSFP×2)の「SWX2310-10G」、18ポート(うちアップリンクSFP+×2)の「SWX2310-18GT」、28ポート(うちアップリンクSFP+×4)の「SWX2310-28GT」、52ポート(うちアップリンクSFP+×4)の「SWX2310-52GT」の4モデル。
アップリンクにSFP+を採用したモデルを投入するほか、28Gと52Gではスタックも可能。また、L2でありながら全機種スタティックルーティングに対応するほか、トリプル認証やダイナミックVLANなどのセキュリティや認証機能も搭載する。2020年春には機能を拡充し、RADIUSサーバーが内蔵されるほか、L2MS管理の台数が拡張される。
本体価格(税抜)はSWX2310-10Gが7万3800円、SWX2310-18GTが12万5000円、SWX2310-28GTが17万5000円、SWX2310-52GTが25万5000円。
同じく2020年1月に発売予定の「SWX3100-18GT」は、小規模向けのライトL3スイッチ。従来機種のSWX3100-10GにSFP+のアップリンクポートを搭載した18ポートモデルになる。スタティックルーティングに加え、ダイナミックルーティング(RIP)に対応。ルーターの冗長化を実現するVRRPにも対応する。2020年春には、送信元IPアドレス・プロトコル・ポート番号など設定したポリシーに従って、細かい経路制御が可能なポリシーベースルーティングにも対応する。本体価格(税抜)は12万6000円。
スイッチ製品はWeb GUIによるLANの可視化機能「LANマップ」「LANマップLight」を搭載しており、グラフィカルな画面でスイッチの設定が可能になっている。