内蔵ストレージの増加は地味にうれしい
もうひとつは、内蔵ストレージの増加。キャリア版のXperia 1は内蔵ストレージの容量は64GBなのに対して、Xperia 1 Professional Editionは128GB。この差はかなり大きいです。
microSDを装着すれば内蔵ストレージの違いはあまり重要ではないと思うかもしれませんが、意外と内蔵ストレージって使うんですよね。たとえば、Xperia 1から搭載された映画のような映像が撮影できる「Cinema Pro」は、保存先が内蔵ストレージになっています。また自分の場合だと、OSMO Pocketで撮影した動画をコピーすると、やはり内蔵ストレージに保存されてしまいます。
そのため、Xperia 1を使い始めてから4ヵ月ほど経過していますが、各種アプリのキャッシュなども含めると64GBのうち40GB以上も使用している状態になっています。これではCinema Proで長時間の動画撮影などできません。
そのほか出荷時に行なわれているカラーキャリブレーションの効果や、USB Type-C接続による有線LAN対応など気になる点も多いですが、いちばん「悔しい」ポイントはやはり上記の2点。「Xperia 1」を使っていて筆者なりの評価としては、キン肉マンで言うところの「完璧超人」に匹敵するモデルだと思っていました。ですが「Xperia 1 Professional Edition」は完璧超人のなかでも「完璧・無量大数軍(パーフェクトラージナンバーズ)」入りできるほど実力をつけています。
それだけに「Xperia 1 Professional Edition」は価格も15万7300円とかなり高額。Xperia 1をドコモの「スマホおかえしプログラム」で分割払い中の筆者としては、おいそれとは買い換えられません。それだけに余計に悔しいところです。
「Xperia 1 Professional Edition」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
ディスプレー | 6.5型有機EL(21:9) |
画面解像度 | 1644×3840ドット |
サイズ | 約72×167×8.2mm |
重量 | 約178g |
CPU | Snapdragon 855 2.8GHz+2.4GHz +1.7GHz(オクタコア) |
メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部メモリー | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 9 |
カメラ画素数 | アウト:約1220万画素(F値1.6) +約1220万(望遠、F値2.4) +約1220万(超広角、F値2.4) /イン:約800万画素 |
DSDS | ○ |
FeliCa | × |
防水/防塵 | IPX5,8/IP6X |
バッテリー容量 | 3200mAh |
生体認証 | ○(指紋) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ブラック |
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