ASRock、第3世代Ryzen Threadripper対応の「TRX40 Creator」「TRX40 Taichi」発表

文●ASCII編集部

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 ASRockは11月7日、AMDの第3世代Ryzen Threadripperプロセッサーに対応するマザーボード「TRX40 Creator」と「TRX40 Taichi」の2製品を発表した。発売日や価格については、後日あらためて発表予定。

 クリエイター向けモデルのTRX40 Creatorは、AMDのRyzenチップセットとNVIDIAのQuadroビデオカードをサポートし、VRコンテンツの作成に適したQuadro SLIもサポートしている。

 またPCI Express 4.0 SSDに対応する3つのHyper M.2スロットを搭載しており、従来の2倍の速度となる最大64Gbpsの転送速度で、CGレンダリングやメディア処理を高速化するとのこと。それぞれのHyper M.2スロットにヒートシンクがあり、ストレージデバイスが常に最高のパフォーマンスを発揮できるという。

 そのほか、AQUANTIAのAQtionTM10Gbps BASE-T イーサネットクライアントコントローラーによって、Cat6ケーブル上で10ギガビット/秒の転送速度を提供。Wi-Fi 6(802.11ax)にも対応し、有線だけでなく無線でも、4Kファイルなど大きなデータのやり取りがしやすくなっている。

 TRX40 Taichiは、4基のPCIe Gen4x4 NVMe M.2ストレージをサポートするHyper Quad M.2カードがバンドルされ、高い拡張性とコンポーネントを備えるモデル。

 CPUへの電力供給を円滑に行えるよう、電源フェーズ設計にはDigi Power Phaseと90A Dr. MOSテクノロジーを採用。 Dr. MOSは各フェーズの電流と温度を監視し、CPUに安定した電源を供給することで、優れたオーバークロック能力を提供するとしている。

 熱設計は、デュアル冷却ファンを備えた大型のアルミニウム合金ヒートシンクを採用。MOSFETから熱を効果的に奪い、パフォーマンスとOC能力を向上させるとのこと。

 ASRock TRX40マザーボードシリーズは、USB3.2 Gen 2x2を使用することにより、データ転送速度を高め最大20Gbpsのデータ転送速度を実現し、前世代の2倍の速度でデータ転送速度をより高速にするという。

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