ゲーミングPCを買い、ドスパラポイントでSteamを遊ぶことも
増税後がむしろ安い? キャッシュレス+ポイント還元の合わせ技を使うならドスパラ
2019年11月14日 09時00分更新
10月1日に消費税が8%から10%に引き上げられた。たった2%とはいえ、高額商品を買う際にはそれなりの負担となる。そこで効果的に活用したいのがキャッシュレス還元だ。
しかしながらキャッシュレス還元はすべての店舗で受けられるわけではない。例えば、キャッシュレス還元は大手量販店は適用されていない。そこで注目したいのが、積極的にキャッシュレス還元に取り組んでいる、パソコンショップのドスパラ。購入額の5%が還元されるキャッシュレス還元対象店舗となっている。金額の大きなパソコンやパーツの購入がお得なのだ。
きっと人気のサービスになっているに違いない。ドスパラを運営するサードウェーブ 営業統括本部 販売企画本部 販促企画部 部長 江崎康広氏に実際の様子などを伺ってきた。
クレジットカードはもちろん、電子マネーにの幅広く対応
江崎氏によると、ドスパラでパソコンを購入する客層はリテラシーが高く、キャッシュレス還元を待っていた人もいるそうだ。コンビニなどでもキャッシュレス還元は実施されているが、ドスパラのお客さんはキャッシュレスへの抵抗がなく、事前に調べてくる方が多いという。
キャッシュレス還元はドスパラ全店舗が対象となっている(イオンレイクタウンの店舗だけは支払いカードの制限や特定の機器だけになる可能性があるとのことなので注意が必要)。キャッシュレス還元の対象となるのはクレジットカード、QRコード、電子マネーでの支払いで、現在下記の支払い方法が対象となっており、さらに支払い方法は増える予定だ。
ドスパラではキャッシュレス還元以外にドスパラポイントがもらえる。このドスパラポイントは店舗での購入以外にSteamでゲームを購入することもできるので、パソコンを購入して獲得したポイントでゲームを買って遊ぶことも可能だ。
江崎氏は「ドスパラでは普段からお安い価格をつけていて、そこに決済事業者によるポイント付加に加えてキャッシュレス還元があり、さらにドスパラポイントもつき、現在非常にお買い得になっています。パソコン購入の際にはぜひご検討いただきたい」と力強くアピールされた。
お客さんは安く買え、店舗側も負担が減るキャッシュレス
実際の店舗の様子もレポートしよう。お店の前にはどーんとキャッシュレス還元のタペストリーが据えられ、店舗内にも垂れ幕で案内がなされている。店舗スタッフの久末翔希氏に話を伺ったところ、キャッシュレス還元が始まってからクレジットカードやPayPayの使用率が非常に増えたという。
久末氏によると「PayPayはキャッシュレスの中でも還元率が高く、かなり細かくチェックされてから来店するお客様が多いです。上限金額の関係でその日購入できなかった場合、上限金額を上げてから再度来店される方も多いです」とのことだ。またPayPayの場合は5%還元されるので、購入予定のパソコンよりも1ランク上のパソコンを購入する方が増えていると感じているそうで、「この金額ならここまでお安くなりますよと案内でき、キャッシュレス還元を推すポイントとしても使わせていただいています」とコメントされた。
またキャッシュレス決済が増えたことによる効果もあるという。9月は増税前の駆け込み需要もあってか、現金での支払いが非常に多く、閉店時の集計がたいへんだったが、10月以降はカード払いが多くなり、集計が楽になったという。また、キャッシュレスでは釣り銭の渡し間違いがないので安心という点もあるという。
新たなキャッシュレス決済を導入する際にはきちんとトレーニングが行なわれており、キャッシュレス還元による混乱は特にないとのこと。久末氏も「ボタンを押す回数が1回増えただけで負担はありません。また、問題になったりクレームになったりということもありません。それよりも5%引かれることでこんなに値引きになるんだとお客様に喜ばれています」と語った。
キャッシュレス還元によってお客は安く買え、さらにポイントなどの特典もあり、店舗側も集計などの作業が減るというWin-Winの還元事業。パソコン購入を予定している方は、この機会にどのくらいお得になるのか、予算内でどのクラスのパソコンが買えるのかを検討してみるといいだろう。
還元方法をチェックしておきたい
還元方法は事業会社によって上限や還元される方法が異なる。例えば上限は1万5000円というところが多く、クレジットカードでは引き落としのタイミングで還元されることが多い。また金額から差し引くのではなく、ポイントで還元される事業会社もあるので、使うキャッシュレス決済について確認することをオススメする。
ドスパラでの支払い方法でもっとも多いのはやはりクレジットカードとのこと。電子マネー系はチャージ金額の上限があるので、高額なパソコンでは上限以上になるケースも多い。QRコードでの支払いではPayPayがダントツで多いというが、その時に実施されているキャンペーンによって左右されるとのこと。購入時にどの支払い方法がどのようなキャンペーンを行なっているか調べていくことで、さらにお得に買える可能性もあるのでそのあたりは要チェックだ。
キャッシュレス還元は来年6月末まで実施される予定だが、事業全体で還元される金額は政府の予算が上限であり、還元が多くなれば締め切りが早まる可能性もある。PayPayの初回キャンペーンのようにあっという間に予算が尽きるということはないはずだが、キャッシュレス還元を利用しようと考えている人は、早めに活用するほうがいいだろう。なお、ドスパラでのキャッシュレス決済は、還元事業が終了しても支払い方法としてそのまま利用できる。