月額上限料金は税込349円から、シンプルかつ安価な仮想専用サーバーサービス「WebARENA Indigo」
NTTPC「WebARENA」新VPS発売、「Cloudn」終了後の移行先としても訴求
2019年10月29日 07時00分更新
NTTPCコミュニケーションズは2019年10月28日、ホスティングサービスの「WebARENA」シリーズにおいて、新しいVPS(仮想専用サーバー)サービス「WebARENA Indigo」の提供を開始した。月額上限料金349円(税込)からのシンプルかつ安価なVPSサービスで、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が2020年末の提供終了を発表したパブリッククラウドサービス「Cloudn」からの移行先としてもアピールしている。
NTTPCではこれまで、WebARENAのVPSサービスとして、シンプルかつ低価格の「VPSクラウド」(新規申込終了)と高機能/ハイスペックの「SuitePRO V4」をラインアップしていた。今回のIndigoではVPSクラウドと同等スペックのVPSを、より格安な価格で提供する。
旧VPSクラウドは月額固定料金方式だったが、Indigoでは時間単位の従量課金方式となっており、さらに月額上限料金を設定している。Indigo 1GBプランの場合、1GBメモリ/1vCPU/20GB SSDのVPSを初期費用なし、1時間あたり税込0.55円で利用できる(月額上限料金は349円)。そのほかにもユーザーインタフェースの改善、RestAPI対応などの機能改善も図ったとしている。
今月24日にはNTT Comが、2020年末でのCloudnサービス提供終了をアナウンスしており、既存顧客の主要な移行先として、使い勝手や価格帯の近いNTTPCの新VPSサービスへの移行が考えられると述べていた。NTTPC側でも今回の発表の中で、「Cloudnの移行先として、よりシンプルで安価なサービスを要望されるお客さまに適しています」と述べている。