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とうもろこしをレンジでチンするとなぜおいしいのか

2019年10月26日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集● ASCII

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水気を飛ばすとおいしくなる?

 これは、加熱中に水分が蒸発したせいかもしれない。ご存知のとおり、電子レンジで食材を加熱できるのは、マイクロ波を当てると水の分子が振動するから。食材を外から加熱するのではなく、水を含む食材自身が発熱するのだ。

 レンジの中をのぞくと、加熱開始3分半あたりから庫内に湯気が立ち込め、水が蒸発していることがわかる。ではどれくらい蒸発しているのだろう。そこでラップしたトウモロコシの重さを、レンチンの前後で計ってみた。

 チン前は337gだったものが、321gに。もう1本チンしてみると、359gだったものが343gに。だいたい重さにして5%ほど減るらしい。これがレンチンのおいしさにつながっているはずだが、同時に電子レンジの弱点でもある。

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