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ジサトラがムチャなお願いをパソコンショップSEVENにしてみたよ!

Qi充電対応超小型InWin A1 PLUS採用のジサトラコラボPCが爆誕!

2019年10月26日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集● ジサトラカクッチ

提供: セブンアール

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コラボモデルはカクッチ案のQi充電対応PCに決定
決め手は見た目とコンパクトさとaRGB

 パソコンショップSEVENは構成案を選ぶにあたり、実際に2つの案でPCを組んでみたという。早速、その2台のPCを確認するため、セブンアールジャパンの代表取締役の西川 龍氏と中嶋孝昌氏のもとへと伺った。

セブンアールジャパンが組み上げた2台のPC。写真左がカクッチ案で、右が筆者案のPCとなる

セブンアールジャパンに着くなり、早々と西川氏を拝み倒すカクッチ。果たしてカクッチの祈りは届くのだろうか

――実際に2台のPCを組み上げたとのことなので、早速拝見させてもらってよろしいでしょうか?

西川氏:はい、こちらになります。

――A1 PLUSは、その容量的にかなり組み難かったと思うのですが、実際に組み上げていかがでしたか?

西川氏:A1 PLUSは、たしかにサイズは小さいですが、かなりシンプルな部類に入るケースだと思います。ですので、さほど組み辛いということはなかったですね。

中嶋氏:数台程度のオーダーなら担当者からも、組み辛いと文句は出ないと思います。ただ、オーダーが1日で10台20台に増えてくると組み立てを行っている担当者からは不満の声が挙がるかもしれません(笑)

――では、LEVEL 20 VTのほうはいかがでしたか?

西川氏:LEVEL 20 VTは、思っていたよりかなりサイズが大きかったですね。今回は10万円程度の予算に収めたいというご提案があったので、あまりスペックを詰めることができませんでした。ですが、このLEVEL 20 VTは、水冷などかなりハイエンドユースを想定した作りになっていますので、予算があれば結構豪華なPCに仕上げることができるのかなと思います。

――実際、今回のPCは10万円以内に収まったのでしょうか?

西川氏:正直なところ、10万円で売ると利益が出ないです。OSなしモデルで、がんばって9万9800円といったところでしょうか。ですが、LEVEL 20 VTは4面にガラスパネルを用いていますので、内部を見せるという意味では、20万円ぐらい掛けてaRGBをしっかり作り込んでみたいと思うケースですね。簡易水冷ユニットを240mmサイズのラジエーターで2基搭載し、CPUとGPUをそれぞれ冷却してもおもしろいかもしれません。

緊張の一瞬。西川氏と中嶋氏はどちらのPCを選ぶのか

――では、そろそろどちらのPCを選んだのか、結果を教えていただいていいですか?

西川氏、中嶋氏:Qi充電に対応したこちらのPCですね。

――Qi充電対応PCを選んだポイントを教えていただけますか?

西川氏、中嶋氏:まずは見た目ですね。

中嶋氏:地味ですけどA1 PLUSは底面も光ります。しかも、aRGBにより一括制御が可能で、内部のLEDの色と底面から外部に漏れる色を同期できる点も魅力だと思います。それらが、あまり派手というほどでもなく、結構落ち着いたイメージなのもいいですね。

2人ともA1 PLUSを選択。その結果に思わずガッツポーズをとるカクッチ

A1 PLUSは底面がアクリル製の台座になっており、そこからLEDの光が漏れ出てくる構造だ

底面には防塵フィルタが装着され、120mm角相当のファンを別途2基搭載することも可能だ

西川氏:実は、それぞれのケース取り寄せる前の段階では、LEVEL 20 VTのほうが現実的かなと思っていました。LEVEL 20 VTを用いたPCのほうは、microATXマザーボードを用いますし、いろいろとカスタマイズしがいがあるPCに仕上がるかなと考えていました。

中嶋氏:僕も自宅では自作したITXのPCを使っていますが、弊社としては昔はITXに対応したPCもいくつか取り扱っていたのですが、今はITXに対してBTOよりも自作向けのイメージが強いです。ですので、LEVEL 20 VTのほうがmicroATXマザーボードで組みやすく、拡張性の高さからいろいろなことができるのではないかと考えていました。
 ですが、いざ組み上がったPCを見てみると、LEVEL 20 VTはキューブ型ではあるのですがサイズが大きく、A1 PLUSのほうが“コンパクトPC”らしさが一番よく出ていると思います。さらに、LEVEL 20 VTのほうは、今回10万円程度という予算の縛りがあったため、内部がかなりスカスカになってしまった点もどうしても見劣りしてしまいました。

――なぜ、ITXに対して苦手とも取れるイメージがあったのですか?

中嶋氏:ITXを採用したPCの場合、コンパクトなサイズながらも価格はどうしても高めになってしまうことが多いです。ですが、ユーザーさんに対して、大きくて高いPCは拡張性の高さやハイエンドのスペックを誇るなど訴求しやすいのですが、小さくて高いPCはなかなか受け入れられない場合が多いです。
 以前、弊社が扱っていたITXの製品があまり出なかったというのもあります。そのため、弊社としては、BTOではITXのイメージがあまりありませんでした。

――CPUクーラーが、提案したSilverStone製のものから、Coolermaster製「MasterLiquid ML120L RGB」(以下、ML120L RGB)に変更した理由を教えてください。

西川氏:主に部材調達の都合ですね。とはいえ、ML120L RGBも社内では十分なテストを行っていまして、冷却性能と静音性はともに申し分ない結果が出ています。もちろん、A1 PLUSのようなコンパクトな筐体でも、しっかりとCPUは冷却できまる性能を備えています。

中嶋氏:SilverStoneのSST-PF120-ARGBの性能も十分なものではあるのですが、ラジエーターが120mmサイズの簡易水冷ユニット関しては、弊社はずっとCoolermasterの製品を選んできました。そのため、Coolermaster製品に関するノウハウはかなり蓄積されていると自負しています。ですので、今回もそのノウハウを活かすべく、ML120L RGBを選択した次第です。

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