14.1型ながらGeForce MX250を搭載し、普段の作業に加え軽めのゲームや写真編集もこなせるノートパソコン「GALLERIA GWL250YF」。前回は外観を中心にチェックしたが、今回は気になる性能面を見ていきたい。
主なスペックは、CPUがCore i5-8265U、GPUがGeForce MX250、メモリーが8GB、ストレージが256GB SSDといった構成だ。ストレージ容量がやや不安だが、USB 3.1 Gen2(Type-C)ポートがあるため、高速な外付けストレージ取り付けることができる。なお、本機はCPUやメモリー、ストレージのBTOカスタマイズはできない。
低負荷のゲームならば、ストレスなく遊べる
まずはゲーミングパソコンとして気になる3D性能をチェックするため、3DMarkによるテストを実行したところ、Fire Strikeで3434、Sky Driverで11176というスコアになった。
続いて、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を使って、実際のゲーミング性能をチェック。解像度は1920×1080ドット、画質設定は高品質(ノートPC)、表示はフルスクリーンモードとした。
GPUがエントリー向けのGeForce MX250であるため、3DMarkのスコアはそこそこだが、FFXIVはとても快適に遊べるという評価。重量級タイトルよりは、マインクラフトやグラフィック設定を下げたオンラインゲームあたりを目処にプレーするとよいかもしれない。
ストレージ性能はどうだろう。CrystalDiskMark 6.0.2を使って計測してみたところ、内蔵SSDのシーケンシャルアクセスはリードで約1525MB/秒、ライトで約1004MB/秒と高速。それほど容量を必要としないゲームタイトルであれば、マップのロードといったストレージ速度に依存する場面でストレスを感じることはほぼないだろう。
また外付けSSDのスコアも計測してみたところ、シーケンシャルアクセスはリードで約445MB/秒、ライトで約446MB/秒という良好な結果になった。
出先での簡易作業にピッタリな、ほどよいスペックのGALLERIA GWL250YF
次に実際の作業として、デジタルカメラのRAW読み込み、プレビューの生成、出力という一連のフローを実施。使用した42MP(非圧縮)RAWデータは100枚、それをCapture Oneで処理をしてみた。またプレビューソースのサイズは長辺2048pxを採用した。
プレビューソースの生成は1分23秒で終了。ストレージ性能の高さも影響しており、良好な処理時間だ。また、パラメータ変更後のプレビューへの反映もスムーズだった。出力は、長辺2048px、JPEG(品質98)と設定した場合で2分31秒。これもノートとしては優秀な速度である。
軽めのゲームだけでなく、出先での簡易的な作業に耐える性能を持っているGALLERIA GWL250YF。メモリー容量的に巨大なファイルを生成したり、ガッツリ編集といった作業は厳しいが、Photoshopを使った軽めの編集や、JPEG出力を行なう程度ならば問題なさそうだ。また動画処理についても同様で、簡易的な作業が限界。ともあれ、持ち運びしやすいサイズにほどよいスペックが詰まっている本機は、普段作業プラスアルファのモバイルノートを探している人にとっては魅力的な1台だ。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | GALLERIA GWL250YF |
CPU | Core i5-8265U(1.6GHz) |
グラフィックス | GeForce MX250 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 14.1型(1920×1080ドット) |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.1(Type-C)端子×2、HDMI端子、ヘッドセット端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅322×奥行222×高さ15.95mm/約1.2kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |