日本マイクロソフトは2019年10月1日、同日付で同社 代表取締役 社長に吉田仁志氏が就任したことを発表した。吉田氏は9月末まで日本ヒューレット・パッカード(HPE)代表取締役 社長執行役員を務めていた。
吉田氏は1997年以降、これまでケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ、ノベル、SAS Institute Japan、HPEなどの日本法人社長を歴任してきた。HPEでは2015年1月から社長を務め、日本HP(PC/プリンタ事業)分社化後のエンタープライズ事業を率いてきた。
マイクロソフトは発表の中で、吉田氏は日本の顧客やパートナーにおけるデジタルトランスフォーメーションの推進を加速させることに注力し、マイクロソフトが掲げるミッション「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」を日本において実現していくと述べている。なお日本マイクロソフトにおける吉田氏のレポートラインは、Microsoft Asia プレジデントのラルフ・ハウプター(Ralph Haupter)氏となる。
日本マイクロソフトでは8月末に前社長の平野拓也氏が退任し、その後1カ月間、社長が不在の状態となっていた。
なお日本ヒューレット・パッカードは、9月30日付で吉田氏が代表取締役 社長執行役員を退任し、10月1日付でジャスティン・ホタード(Justin Hotard)氏が新たな社長執行役員に就任したことを発表している。ホタード氏は、米国HPEのシニア・バイスプレジデントも兼任する。