シャープが画面内指紋認証の
「AQUOS zero2」など3機種のスマホを発表
シャープは9月25日、冬モデルの最新スマートフォンとして、薄型軽量ハイエンドの「AQUOS zero2」と、ミドルクラスのヒットモデルの後継機「AQUOS sense3」「AQUOS sense3 plus」の商品化を発表した。
これらのスマホの詳細な販売方法については、今冬以降という点以外は明言されなかった。なお、楽天モバイルはすでに「AQUOS sense3」ベースとみられる専売モデル「AQUOS sense3 lite」を10月1日に発売、「AQUOS sense3 plus」を12月発売と発表している。
高い処理性能に加えゲーミング機能を強化
秒間120コマ表示の軽量ハイエンド「AQUOS zero2」
「AQUOS zero2」は、6.4型フルHD+(1080×2340ドット)の大画面有機ELディスプレーと、ハイエンドCPUのSnapdragon 855を搭載しながら、約143gという超軽量ボディーを実現。最近のハイエンドスマホは180~200g近辺の製品が増えているなか、圧倒的な軽さが魅力のモデルだ。
AQUOS zero2は、広角カメラを含むデュアルカメラも搭載したほか、カジュアルゲーマー向けのゲーミング機能を強化。OSは最初からAndroid 10を搭載する。
自社開発の有機ELディスプレーは大画面化に加えて、指紋認証センサーを内蔵。さらに、画面の書き換え回数は通常の4倍となる毎秒240回に対応。タッチパネルセンサーのスキャン速度も秒間240回へと高速化。よりハイエンドゲームを楽しみやすい仕様となっている。
画面の毎秒240回書き換えは、PC向けの高性能ゲーミングモニターでおなじみの“黒挿入”機能の書き換えを含んだ数値だ。実際の毎秒120コマ表示対応ゲームアプリを動かす場合、コマの書き換えの間に黒画面を一瞬だけ挿入することで、目の錯覚による残像感を抑えて映像表示をより滑らかに見やすくなる。実際の展示を見ても、従来の毎秒120コマ表示と比べて、映像の滑らかさがわかりやすくなっていた。
このほか、Android 10の搭載により大画面スマホで便利なジェスチャー操作にも対応。昨今のハイエンドスマホの多くが対応する、ゲームプレイのサポート機能の搭載も検討しているとのことだ。このほか、防水防塵とおサイフケータイに対応。ヘッドホン端子は非搭載。ストレージは256GB搭載で、microSDカードには非対応となっている。
「AQUOS zero2」の主なスペック | |
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メーカー | シャープ |
ディスプレー | 6.4型有機EL(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約74×158×8.8mm |
重量 | 約143g |
CPU | Snapdragon 855 2.8GHz+1.7GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 256GB |
OS | Android 10 |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ | アウト:約1220万画素(標準、F値1.7) +約2010万画素(広角、F値2.4) /イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 3130mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |