松本典子の「Azure Logic Apps」超入門 ~AI編~ 第5回
「Azure Logic Apps」で「Bing Maps」のコネクタを利用する
現在地から目的地までの道案内をするLINEチャットボットを作ろう
2019年09月13日 10時00分更新
こんにちは。Azure MVPの松本典子です。
今回はLINEの位置情報を送信できる機能を利用して、「ユーザーの現在地から目的地までの道順をお知らせするLINEチャットボット」を作成する方法です。 目的地は手軽に変更することができるので、イベント時の会場へのユーザー誘導などで活用できるのではないでしょうか?
今回の仕組みを作成する手順は以下になります。
- LINE Messaging API の登録
- Bing Maps key の取得
- Azure Blob Storageの準備
- Azure Logic Apps の作成
1. LINE Messaging APIの登録
LINE BOT を作成するために「LINE Messaging API」を利用します。利用方法はLINE公式サイトの「Messaging APIを利用するには」を参照してください。
2. Bing Maps の準備
Logic Apps で Bing Maps のコネクタを利用するには、事前に「Bing maps Dev Center」でKeyを取得する必要があります。 初めて登録する場合は、TOPページの「Sign in」をクリックします。(Microsoftアカウントが必要になります)
表示される「Create account」の項目中、必須項目(*が付いている項目)に必要事項を入力し、「Create」ボタンをクリック。
上部メニューの「My account」から「My keys」をクリックします。 以下の必須項目に入力します。
- Application name :わかりやすい名前を入力します。今回は「LogicApps-Maproot」と入力。
- Key type:今回は開発用ということで「Basic」を選択。
- Application type:今回は開発用ということで「Dev/Test」を選択。 実際のサービスなど商用利用する場合は、利用規約(英語) に沿って適切な Bing Maps Key を取得して利用してください。
入力したら「Create」ボタンをクリック。 Logic Apps のコネクタで接続するときに「My Keys」ページの情報を利用します。
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