ASUSは9月4日(現地時間)、ドイツ・ベルリンでのIFA2019に合わせて新製品発表会を開催。ゲーミングスマートフォン「ROG Phone II」のグローバル版の正式発売日と価格に加え、メモリー1TBを搭載する「Ultimate Edition」の追加投入を発表した。
ROG Phone IIは7月22日に台湾・台北で製品リリースが発表され、グローバル向けの正式な発表会は9月4日とアナウンスされていた。なお、7月23日には中国・北京で中国向けモデルが発表され、予約開始から24時間で200万台、発売開始から73秒で1万台(1秒間に137台)が売れるほどの人気になったという。ちなみに、中国版はオンラインゲームのテンセントゲームとコラボしている。
ベルリンの発表会ではROG Phone IIグローバルモデルの説明が行なわれた。主なスペックはCPUがSnapdragon 855+、メモリー12GB+内蔵ストレージ512GB、カメラは4800万画素+1300万画素、バッテリーが6000mAh。価格は899ユーロ(約10万5400円)で、発表日の9月4日からASUSのオンラインストアで予約を開始し、9月20日から出荷される予定とのこと。
また、今回新たに発表されたUltimate Editionはスペックを強化した上位モデルで、内蔵ストレージは1TBに増量。通信モデムもLTE Cat.20に対応し、下り最大2.0Gbpsとなる(標準モデルはCat.18、1.2Gbps)。価格は1199ユーロ(約14万500円)で2019年第4四半期に発売される予定だ。
発表会ではROG Phone II本体とゲームコントローラー「Kunai GamingPad」システムや2画面化ドッキングステーション「TwinView dock」などを展示。1TBのUltimate Editionは残念ながら展示がなかった。
512GBの標準モデルは7月に台湾の説明会で展示されていたものと同等のものだったが、各国認証画面を見ると技適を取得していることが判明した。
発表会ではROG Phone IIの販売国についてのアナウンスは一切されず、タッチ&トライコーナーのスタッフに確認したものの、日本での販売に関しては現時点では一切情報がないとのこと。しかし、これまでのASUSスマートフォンの主力製品はほとんどが日本で発売されたことを考えると、ROG Phone IIも日本投入の可能性は極めて大きいと言える。
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