ミキラボ　子どもと一緒に楽しむ3分科学 第31回

ドライアイスを使って二酸化炭素の性質を確かめる実験集

実験1：ドライアイスにぬるま湯をかけてみる

　ドライアイスを空気中に置いておくだけでも、空気中の水蒸気が冷やされて水となり白い煙がもくもくと発生していましたが、今度はドライアイスに（空気中よりも温度が高い）あたたかいぬるま湯をかけてみたいと思います。さて、どんなことが起こるでしょうか？

【用意するもの】
・ドライアイス
・ぬるま湯
・三角フラスコ、ビーカーなど（耐熱のカップ）

実験1で用意するもの

　耐熱のカップにドライアイスを入れて、あたたかいぬるま湯をかけてみます。

ドライアイスにあたたかいぬるま湯をかける

　ぬるま湯を入れた瞬間から、もくもくと白い煙がたくさん発生しました！　ぬるま湯によってより温度差が生まれるので、空気中に置いたときよりも反応が進みました。本実験は、ミキラボYouTubeからもご覧いただけます。

【ドライアイス取り扱い注意事項】
・ドライアイスが溶けて部屋などに二酸化炭素が充満すると、酸欠になる恐れがありますので、換気をしながら取り扱ってください。車などで運ぶときなども同様です。
・ドライアイスはマイナス79度ととても低温なので、素手で触ると凍傷になる恐れがあります。保護手袋をして取り扱ってください。
・ドライアイスをペットボトルやタッパーなどの密閉容器に入れると、膨張して破裂する恐れがありますので、密閉しないで取り扱ってください。また、容器などが破裂したときに破片が入らないように、さらにドライアイスが目に入らないようにするため、実験する際は保護メガネを着用してください。
・小学生など低年齢の子どもが実験するときは、必ず保護者の指導のもとで実施してください。