第3世代Ryzenを使ったPC自作を考えている人にとって注目なのが、第3世代RyzenとAMD X570チップセット採用マザーボードを組み合わせた際に使えるPCI Express4.0(以下:PCIe4.0)対応のNVMe SSDだ。
3000MB/秒台で頭打ちとなっていたPCIe3.0×4接続NVMe SSDの限界を超える4000MB/秒オーバーのアクセス速度を実現するPCIe4.0×4 NVMe SSDは、第3世代Ryzenマシンのパフォーマンスをさらにワンランクアップさせる超注目なアイテムと言えるだろう。
PCIe4.0対応NVMe SSDはさまざまなメーカーから登場しており、現在はCorsair「MP600」、CFD販売「PG3VNF」、GIGABYTE「AORUS NVMe Gen4 SSD」シリーズが秋葉原店頭などで購入可能になっている。
そんな3製品のなかで、注目なのがCorsairから登場している「Force MP600」だ。Phison製コントローラー「PS5016-E16」と東芝製3D TLC NAND「BiCS4」で構成されている点は、ほかの2製品とまったく同じだが、着脱式の大型ヒートシンクを採用するのが大きな特徴だ。
M.2ヒートシンクを標準で備えていないエントリーモデルから、M.2スロットをまとめて覆うタイプのカバータイプのヒートシンクを採用するモデルまで、マザーボードを選ばずに使えるところがポイントだ。
Corsair「Force MP600」を含めた、3製品の基本的な性能は、レビュー記事を参照いただくとして、ここでは「Force MP600」の1TB(CSSD-F1000GBMP600)にWindows 10 Home May 2019 Update(64ビット)などをインストールした実環境でのパフォーマンスをチェックしてみた。
Force MP600の主なスペック | ||||||
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容量 | 1TB | 2TB | ||||
型番 | CSSD-F1000GBMP600 | CSSD-F2000GBMP600 | ||||
フォームファクター | M.2 2280 | |||||
NAND | 3D TLC | |||||
コントローラー | Phison PS5016-E16 | |||||
インターフェース | PCI Express 4.0 x4 NVMe | |||||
シーケンシャルリード | 4950MB/秒 | |||||
シーケンシャルライト | 4250MB/秒 | |||||
ランダムリード(4KQD32) | 68万 IOPS | |||||
ランダムライト(4KQD32) | 60万 IOPS | |||||
TBW(総書込容量) | 1800TB | 3600TB | ||||
保証期間 | 5年間保証 | |||||
実売価格 | 3万円前後 | 5万3000円前後 |