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業界人の《ことば》から 第355回

震災復興のシンボル「釜石鵜住居復興スタジアム」をMinecraftで再現

2019年08月13日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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小学生のレベルではない仕上がり

 釜石ワークショップの参加者は、午前10時から釜石鵜住居復興スタジアムを見学。フィールド係、客席係、建屋係といった役割ごとに、担当した場所を重点的にチェック。午後1時からは、釜石市内の「チームスマイル釜石PIT」において、Minecraft: Education Editionを使って作業した。

Minecraftカップ 釜石ワークショップの様子

 ワークショップの講師は、アジア初のMinecraft公式プロマインクラフターであるタツナミ・シュウイチ氏が務め、Minecraftカップ2019全国大会運営委員会事務局の土井隆次長が進行をサポート。最初の約40分間でMinecraftの概要や基本的操作方法を説明したあと、2時間以上に渡って全員で作業し、午後5時にはMinecraft上に釜石鵜住居復興スタジアムを完成させた。

 作り上げられたスタジアムの完成度は、かなり高いものだった。

Minecraft:Education Editionで作り上げた釜石鵜住居復興スタジアム

 タツナミ・シュウイチ氏も「小学生のレベルではない作品に仕上がっている。子供たちの集中力は大人顔負けであった」と舌を巻いたほどだ。

 この実績をもとに、釜石市内の小中学校の授業では、Minecraft: Education Editionを使って、世界に誇れる釜石鵜住居復興スタジアムをデジタルで作り上げることを定番化してみる、というのもいいかもしれない。

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