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OCAの学生チーム「First」が「WCG2019 Xi'an」で快進撃を繰り広げ、栄光の座を獲得

4脚走行ロボで戦うeスポーツ大会で日本の専門学校チームが初代世界チャンピオンに!

2019年08月08日 19時30分更新

文● 市川/ASCII

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「WCG2019 Xi'an」の「GANKER ARENA」部門で初代世界チャンピオンに輝いた、OCAの学生チーム「First」。左から猪爪選手、久米選手

 7月21日に中国・西安で開催されたeスポーツ大会「WCG2019 Xi'an(以下、WCG2019)」の「GANKER ARENA」部門にて、学校法人コミュニケーションアート OCA大阪デザイン&IT専門学校(以下、OCA)の学生チーム「First」が初代世界チャンピオンの座を獲得した。優勝賞金は1万8000ドル(約190万円)。個人戦でも第3位の好成績を収め、1000ドル(約10万円)の賞金を獲得している。

GANKER ARENAは、マイルストーンの4脚走行ロボット「GANKER EX」を使ったWCG2019の公式種目

 GANKER ARENAは、マイルストーンの4脚走行ロボット「GANKER EX(ガンカーイーエックス)」を使ったWCG2019の公式種目。6月16日開催の国内大会に出場したFirstが優勝し、日本代表としてGANKER ARENAに参加した。ちなみに、ASCIIも国内大会に出場し、3位の好成績を残している

Firstの久米選手と猪爪選手はプロゲーマー専攻の専門学校生。普段は「レインボーシックス シージ」などのPCゲームを練習している。ラジコン操作が初めてだったので操作の特訓に励んだという

 OCAはプロゲーマーやeスポーツのイベントスタッフ、マネジメント人材を育成する大阪の専門学校。本大会に出場したFirstの猪爪選手と久米選手はOCAのプロゲーマー専攻の生徒で、普段は「レインボーシックス シージ」などのPCゲームをメインに練習しているという。

 マイルストーンの「GJS GEIO(ジオ)」とGANKER EXは、スマホやタブレットでFPS対戦ができる4脚走行ロボット。久米選手と猪爪選手は、レインボーシックス シージのプレーヤーだけあってFPSの立ち回りは問題なかったが、ラジコン操作自体は本大会が初めてだったという。そこで、本大会に向けてタイヤがすり切れるほどコントロールの練習に励んだとのこと(引用記事はこちら)。

決勝戦でベトナムの「HUTECH TVTH」と対戦。第1セットはベトナムに取られたが、第2セット、第3セットを取って初代世界チャンピオンの座を獲得

 WCG2019の予選リーグ戦で、Firstは香港の「Captain Dragon」、タイの「GRT」、中国の「Thunder Storm」にストレートで勝利。つづく準決勝でもアメリカの「KHANFLICKS」を相手に2-0で勝利し、快進撃を繰り広げた。決勝でベトナムの「HUTECH TVTH」と激闘した末、GANKER ARENA初代世界チャンピオンの栄光を勝ち取ることとなった。

 試合終了後、「緊張したというより、ワクワクして大会に臨みました。他の国のチームの人達もとても優しくて、『お互い楽しむ』という最高の環境で競い合う事が出来ました。結果として優勝をする事が出来た事は本当に良い思い出です。今後はR6S(レインボーシックス シージ)に専念し、プロ目指して頑張ります」と久米選手はコメントしている。

4脚走行ロボットを使ったeスポーツ大会に注目!

 国内大会に出場したASCIIのチームは惜しくも優勝は逃したものの、3位入賞という輝かしい成績を収めた。努力と鍛錬を積み重ねれば、世界大会に挑戦するチャンスが得られるかもしれない。GJS GEIOなどの4脚走行ロボットで栄光を勝ち取ってみたい、4脚走行ロボットを使ったeスポーツ大会に興味のある人は、次回の国内大会に挑戦してみてはいかがだろうか。

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