セールス・オンデマンドは7月24日、同社にて「スマートウォッチ」新製品発表会を開催。文字盤に電子ペーパーディスプレーを採用したアナログハイブリッドタイプのスマートウォッチ「GLAGOM ONE(グラーゴム ワン)」を7月31日よりリ発売することを発表した。
社員で試用したところ好評だった
発表会に登壇したセールス・オンデマンド 代表取締役社長 室崎肇氏は「これまで白物家電を中心に輸入販売を取り扱ってきたが、2014年から2016年までエデュケーショナルロボットROMOを販売しており、今後も様々なカテゴリーの製品を取り扱いたい。
ウェアラブル市場において今回のGLAGOM ONEのような腕時計型ベーシックウォッチは20%強の構成比となっており、今後も成長していくと予測している」と、スマートウォッチ市場へ参入した理由を説明。
さらに「ベースとなっているモデルは、マクアケで約3800万円、アメリカのINDIEGOGOで約39万8000ドル(約4400万円)と、スマートウォッチとしては異例の資金調達をしている。そこで実際に制作したメーカーに話を聞き、いくつか社員用に調達して試用したところ評判が良かったので、日本での再ローンチの全面協力に踏み切った」と語った。
「GLAGOM ONE」についての詳細は、同社のマーケティング本部 マーケティンググループ シニアマネージャー 二木晋氏が登壇し説明。GLAGOM ONEの特徴として「ミニマルなデザインと電子ペーパーの採用、ロングバッテリー」の3つを上げている。
ミニマルなデザインとしては、余計な飾りや機能などは省きシンプルさを追求。スマートウォッチを装着しているユーザーは、手元にスマートフォンがあるケースが多く、スマートフォンができる機能はわざわざスマートウォッチでやる必要はないというわけだ。
そのため必要最低限の情報を表示するために採用しているのが文字盤の電子ペーパー。日付やデジタル時計の表示のほか、スマートフォンからの通知はアイコンを使って表示可能。またモードを切り替えることで、設定した歩数の達成具合やスケジュール時刻などが表示可能だ。
機能を絞り込み、さらに電子ペーパーを採用したことでロングバッテリーも実現。一回の充電で30日間の連続使用が可能となっている。ただし電子ペーパーの表示やアクティビティーを計測するなどいわゆるスマートウォッチとしての機能とアナログ時計の機能はそれぞれ別のバッテリーになっており、アナログ時計のほうはボタン電池(SR621SW)で駆動。約2年間は電池交換なしで使用できるとのこと。
発表会にはゲストとして時計ライターの竹石祐三氏も登壇。最新のトレンドとして「クラシカルでシンプルなものが女性には人気。北欧系のミニマルも増えている」と解説。
「GLAGOM ONEは2針に加えて、文字盤に電子ペーパーを採用しているがアイコン表示などがシンプルで、トータルでデザインを壊していない。さらに駆動時間が約30日と実用的なのがいい」と評価していた。