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業界人の《ことば》から 第353回

日本マイクロソフトが異例の週休3日制導入をした狙いとは

2019年07月26日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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週休3日制を導入

 さらに日本マイクロソフトを「働き方改革推進企業」と位置づけ、自らが実証ケースとなりながら、勤務制度を大幅に変更したり、最新のITツールを積極的に導入したりすることで、社員の在宅勤務やモバイルワークを促進してきた。これも、平野社長の大きな評価のひとつである。

 そして、働き方改革の取り組みの延長線上として実施するのが、2019年8月のすべての金曜日(8月2日、9日、16日、23日、30日)を休業日にし、週休3日制を導入する試みだ。

 全世界のマイクロソフトを含めても例がない、日本法人独自の取り組みだ。約2300人の日本マイクロソフト正社員は、通常の有給休暇にくわえて、新たに用意された特別有給休暇を取得して会社を休み、月曜日から木曜日までの4日間の勤務と、金曜日から日曜日までの週休3日制の仕組みを取り入れる。

 金曜日は、土日と同様に、日本マイクロソフト本社を含む、すべてのオフィスをクローズする。

 同社によると、この仕組みは東京オリンピック/パラリンピックが開催される2020年8月にも実施する予定だという。

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