キーピッチとキーストローク
アクチュエーションポイントを知る
続いてキーピッチとキーストロークについて解説していこう。まずキーピッチというのは、キーボードで横方向に隣接するキーの間隔のことだ。多くのキーボードでのキーピッチに長さは、およそ15から20mm程度だ。
このキーピッチが狭すぎると、他のキーも同時に押してしまってプレイミスにつながるが、逆に広すぎても指の動きが大きくなってしまい疲れやすくなる。
そのため、デスクトップ用のフルサイズキーボードでは19mmが一般的とされていて、タイプミスの少ないキータッチが行えるとされている。ゲーミングキーボードでも同じように19mm程度で設計されているものがほとんどだ。
一方キーストロークというのは、キーを完全に押し込んだときにキーが沈む深さのことだ。デスクトップ用のキーボードであれば3から4mmくらいが一般的とされているが、十分な打鍵感を得たいという人であれば深い方がよい。
また、間違えやすいところで「アクチュエーションポイント」というものがある。これは、キーを押した時に内部のスイッチがオフからオンに切り替わるポイントのことだ。稀にこれをキーストロークと勘違いしてしまう人がいるので注意してもらいたい。
一般的なメカニカルキーでは約2mmくらい押し込んだところにこのポイントがあるが、ゲーミングキーボードにはもう少し浅い部分にあったり、逆にもっと深い部分にあったりすることがある。特に、キースイッチのところで紹介した銀軸では約1.5mmという浅い部分にこのポイントがあるため、高速入力を可能にしている。
キーピッチとキーストローク、アクチュエーションポイントにつて解説してきたが、キーピッチ以外は先述のキースイッチや軸に依存してくるので注意しておく必要がある。
MOBAでは、1つのミスが次のミスを呼び込み、ミスが連鎖するケースは少なくない。それにより、今まで築いてきた戦略が水の泡になってしまうことだってある。
カジュアルにプレイするならそこまで気にすることもないのだが、ガッツリ遊ぶのであれば少しでも気に留めておくと、選ぶときの決め手になり得るので頭の片隅に留めておいてほしい。
MOBAをプレイする上でゲーミングキーボードの重要度は非常に高い
ここまで、なぜゲーミングキーボードを使うのかについて解説してきたが、キー入力を確実にし自分やチームの勝利に貢献するためにゲーミングキーボードを使うことの重要度は、MOBAをプレイする上では非常に高い。
マウスやヘッドセットなど他のデバイスももちろん重要だが、それ以上と言っても過言ではない。しっかりと勝利を掴むためのゲーミングキーボードを選び、是非勝率アップにつなげてもらいたい。
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