スタンドを弾くように起こして
そのままPCを机の上に置けば設置完了
実際の使い方も、以前ご紹介したINVISIBLE LAPTOP STANDとまったく同じ。両手でモバイルPCを持ち上げて、両人差し指で底面にマグネットで一時的に引っ付いているスタンドを弾くようにしてスタンドを起こし、そのまま机の上に置けば完了だ。この操作にも両者の差はそれほど感じない。
スタンドの高さや角度も、オリジナルMOFTもなんちゃってと同じく、約25度と約15度の2段階。前回のなんちゃってのレビュー時も同様だったが、この25度というかなりの急こう配がキー入力で使い良いかどうかは、筆者的には極めて疑問だった。
フラットなやや前上がりのキーボードで操作上の問題や違和感のない筆者の場合、時に気分転換で使うのは15度の傾きが多い。最初にいちど25度の角度で設置し、次の動作で15度に再設定するので多少めんどうだ。なんちゃってもオリジナルMOFTも、形状も操作もは同じだ。
実際に両者をThinkPad X390の底面に貼り付けてしばらく使ってみるとわかるのだが、薄くても3mm少々あるフラットである程度大きなサイズのモノを貼り付けると、対象となるモバイルPCによっては底面四角に付いているゴム足の高さを上回ってしまう場合がある。これは、なんちゃってモデルもオリジナルMOFTも同様だ。
リトラクタブルな脚は、ややオリジナルのMOFTのほうが薄い。しかし、いずれの商品もThinkPad X390では手前側の2個のゴム足よりスタンドのほうが高く、ほんの少し手前が持ち上がってしまう。
このため、キー入力時にパームレストを両手で強く押し込むタイプのユーザーの中には、グラつきに近い多少不安定な違和感を感じる方がいるかもしれない。MOFTのほうが本体の厚さも薄く、あと少しで安定しそうだったので、MOFTの貼り付ける位置をより手前に変更してみたが、それほど改善はされなかった。しかし、筆者も最初は気になったが今はもうほとんど忘れてしまった。
おそらく、底面がすっきりしているMacBook系では、MOFTそのものが底面のゴム足よりはじめから高く、MOFT自身が全体を支えるベースになってしまうので、Windows系のモバイルPCより違和感は少ないのだと想像できる。

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