第9世代CoreプロセッサーにGeForce RTX 2070 Max-Qを搭載、ベンチマークをチェック
144Hz液晶でガッツリゲームできる性能を薄型筐体で実現する15.6型ノートPC
2019年07月13日 09時00分更新
サードウェーブが販売する「GALLERIA GCR2070RGF-E」は、ゲーミングノートパソコンとしてはかなり薄い筐体を採用しつつ、CPUにCore i7-9750H(2.6GHz)、GPUにGeForce RTX 2070 Max-Qを搭載し高いパフォーマンスが期待できる15.6型ノートパソコンだ。標準でメモリーが16GB、ストレージが521GB SSD(M.2接続/NVMe対応)と高めの構成になっているだけあって、持ち運べて快適にゲームできるノートパソコンがほしい人にピッタリのマシンとなっている。
前回はGALLERIA GCR2070RGF-Eの外観について触れたが、今回は性能について紹介する。
スタンダードノートパソコン並みのサイズでガッツリ大作ゲームできる性能
GALLERIA GCR2070RGF-Eは、前回も紹介したが、サイズはおよそ幅360×奥行245×高さ27mmで、重さは約2.01kgで、スタンダードなノートパソコンとほぼ変わらないサイズとなっている。しかし、前述したとおりGeForce RTX 2070 Max-Qを搭載しているので、快適なゲームプレーも期待できる。
とはいえその前に、基本性能からみていこう。まずは、CPUのの性能を計測するベンチマーク「CINEBENCH R20」をチェック。マルチテストが2822pts、シングルコアが448ptsという結果になった。6コア/12スレッドのCore i7-9750Hなだけあって、とくにマルチスレッドのスコアはかなり高め。シングルスレッドのスコアもノート向けCPUとしては優秀なので、動画編集などマルチコアのパワーが必要な作業も快適にできるだろう。
続いて、ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードが3391MB/秒という結果に。NVMe対応のM.2 SSDなので、SATA接続と比べるとかなり高速だ。OSの起動やデータの読み込みなどは、とても快適。ストレージによってローディングの速度が遅い……ということもほぼないだろう。ただし、容量が512GBなので、大作のタイトルを何本も保存しておけない。わずかに重量は重くなるだろうが、保存場所がもっとほしいというのであればカスタマイズで1TB HDDを追加するといい。
では、メインとなる3D性能をチェックする。まずは定番の3DMarkをチェック。結果は、Time Spyが6443、Port Royalが3700、Fire Strikeが15005、Fire Strike Ultraが3943となった。フルHDであればほとんどのタイトルが快適に遊べるだろう。
ゲーム系のベンチマークでは、まず「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」をチェック。1920×1080ドット、フルスクリーン、最高品質でチェックしたところ、13503(非常に快適)という結果になった。FFXIVくらいの負荷のゲームであれば、超快適に遊ぶことができる。
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」は、1920×1080ドット、フルスクリーン、高品質で6882(快適)だった。続いて、解像度だけ3840×2160に変更したところ、2839(やや重い)となった。ただし、GALLERIA GCR2070RGF-Eに搭載されているGeForce RTX 2080 Max-QはDLSSが使用できるため、試しにDLSSをオンにしたところ、4069(普通)までスコアがあがった。DLSS対応タイトルであれば、負荷が高い超大作ゲームでも、あまりグラフィックス設定を下げずに遊べるだろう。