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アマゾンもネット衛星参入、3200基の打ち上げを申請

Niall Firth

2019年07月10日 15時32分更新

記事提供:MIT Technology Review

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アマゾンが人工衛星打ち上げに必要な申請書を米国連邦通信委員会(FCC)に提出した。これによりアマゾンは、人工衛星群(コンステレーション)を打ち上げてブロードバンド・インターネットを提供する計画において、スペースXやワンウェブ(One Web)などの企業の仲間入りを果たした。

アマゾンは、「プロジェクト・カイパー(Project Kuiper)」の一環として、3236基の人工衛星を軌道に向けて打ち上げる許可をFCCに求めている。アマゾンによると、ブロードバンド・インターネットにアクセスできない世界中の何千万人もの人々に接続を提供することがこの計画の目指すところだという。「アマゾンのミッションは、地球で最も顧客のことを考える企業になることです。カイパー・システムは、アマゾンのミッションを実現するための野心的なプロジェクトの1つです」と提出書類の中で述べている

カイパー・システムの人工衛星は、約589キロから629キロメートルの高度にある98個の軌道平面を飛行する。これらの人工衛星は、宇宙ゴミ(スペース・デブリ)のリスクを低減するために、打ち上げから10年後に軌道から外されるとギークワイア(Geekwire)は報じている。アマゾンによると、最初の578基の人工衛星を配置すれば、衛星ブロードバンドの提供を開始できるという。

2018年には全世界で365基の人工衛星が打ち上げられたが、2025年までには、毎年1100基もの人工衛星が打ち上げられるようになる可能性がある。スペースXは、スターリンク人工衛星群の一環として、2027年までに1万2000基の小型衛星を飛ばす許可を得ている。同社は、すでに60基の人工衛星を軌道に乗せており、アマゾンより先行している。アマゾンが提出した書類の中には、少し引っかかる記述がある。記載されているカイパー・プロジェクトの統括者はスターリンクの元エンジニアなのだ。このエンジニアは、スペースXの組織再編で、イーロン・マスクに解雇されたと報じられた人物である(他の有望な人工衛星コンステレーションについては、こちらの関連記事も参照)。

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