「玉子で食べる四川風麻婆豆腐定食」
松屋
7月2日発売
650円(玉子なしは620円)
https://www.matsuyafoods.co.jp/2019/06/26/5035/
「四川風」とはいうけれど、どれほどのものでしょうか
ASCII.jpで記事を書いて1年ぐらい経った頃でしょうか、自分が手がけた記事に「マジメすぎる」と「ふざけすぎている」という、相反する意見が届いたことがあります。当時は困惑したものですが、今から思えば、万人に受ける記事を書くことのむずかしさを知るだけでなく、読者の受け取り方はそれぞれなのだと気づきを与えてくれた、貴重な経験でした。
「辛い」食べ物は、その辛さを調節するのがむずかしい。単に辛すぎるだけだと幅広い人気が出ませんし、かといって辛さがなさすぎると期待はずれの烙印を押されかねない。辛さへの耐性も人それぞれです。メニューによっては、「辛くない!」と「辛すぎる!」の両方が叫ばれてしまうこともありえるでしょう。
辛さと旨味のバランスは肝心ですが、極端にいえば、どちらかを捨てるという発想もあります。ほどほどの辛さで味の完成度を取る方法もあれば、他を凌駕する激辛でエクストリームに突っ走る発想もありましょう。正解はありません。それゆえに奥深い世界ともいえるかもしれないですね。
松屋は「玉子で食べる四川風麻婆豆腐定食」を7月2日から発売しています。650円。昨年“鍋”メニューとして登場した「四川風麻婆鍋膳」が定食にリニューアル。シビ辛で「とても辛いメニュー」とうたっています。
粗ひき豚肉、豆腐、ナスなどを、豆板醤(トウバンジャン)や麻辣醤(マーラージャン)、甜麺醤(テンメンジャン)などの調味料を使用して、本格的な四川風麻婆豆腐に仕上げたとしています。ライス、みそ汁、生野菜付き。
“玉子で食べる”とうたうだけあって、玉子が付いてくるのがポイント。生玉子か半熟玉子かを選べます。なお、玉子なしの「四川風麻婆豆腐定食」も620円で用意されています。
この手の定食にありがちな、「四川“風”」の名前に、すこし不安がよぎります。思ったよりも辛くないのではとか、香辛料の香りが足りないのではとか、ネガティブな予想も出てきてしまうもの。はたして?
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