3万円台前半と低価格で入手できる11.6型ノートパソコン「Inspiron 11 3000」。もちろん価格と引き換えにパフォーマンスが低くなるのは否めないが、その軽さや長時間保つバッテリーなど、セカンドマシンとしての活用が期待できる。そこで気になるのは実際に使う際の性能だろう。今回は定番ベンチマークテストを実施して、Inspiron 11 3000の性能を検証してみた。
ブラウジングやOffice作業ならできる
まずはマシン全体のパフォーマンスを測るべく、定番のベンチマークソフト「PCMark 8」と「PCMark 10」「3DMark」を用いて性能をチェックしてみた。Inspiron 11 3000の主なスペックは、A6-9220e、4GBメモリー、64GB eMMCという構成だ。
総合系ベンチマークソフトであるPCMark 8は、通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home」、「Creative」の2種類をチェック。
Homeのスコアが1378、Creativeが1670となった。どちらも決して高いスコアではないが、ウェブブラウジングなど一般的な作業であればさほど大きなストレスにはならないだろう。スコア的に、画像の処理作業などには少々非力な印象は受ける。
PCMark 10は、PCMark 8にあった各種ベンチマークテストを統合したベンチマークテスト。アプリ起動やブラウジングでの性能を測る「Essentials」、オフィス製品などでの性能を測る「Productivity」、画像や動画製作などの性能を測る「Digital Contents Creation」、それからゲーム関連の性能を測る「Gaming」といった4種類のチェックができる。
チェックしてみたところ、Essentialsが1485、Productivityが1549、Digital Contents Creationが487、Gamingが200となった。この結果をみると、やはりブラウジングやOfficeソフトをつかった作業はできるが、画像処理やゲームといった作業は厳しいだろう。