PIAZZAとJR中央ラインモールは6月19日、地域SNSアプリ「PIAZZA」を活用し、中央線沿線のコミュニティー形成の促進と、沿線価値向上を目指した連携を開始したと発表。本連携は、スタートアップとJR東日本グループの共創を推進する、JR東日本スタートアップの協力を得たもの。
近年、都市部では、暮らしの孤立が社会問題として顕在化しており、地域のつながりが希薄になっている。今回の取り組みでは、街の物理的なハブである駅や商業施設に地域SNSを重ねあわせることで、 デジタルとリアルで街の人々につながりを作り、暮らしのプラットフォームになることを目指すという。
アプリ内に「三鷹・武蔵境エリア」「小金井エリア」「国分寺・西国分寺・国立エリア」の3エリアを一斉オープン。沿線に住んでいる人などが自由に情報発信ができる。イベント情報や、地域の物々交換を促進する機能もあるので、「使わなくなったベビーカーを西国分寺駅で直接お渡し」など、リアルなつながり作りを実現する。
地域に住んでいる人をコミュニティー形成を支援するコミュニティーデザイナーとして採用。アプリを活用することで、デジタルとリアルの両軸で、沿線に根ざしたコミュニティーの形成をサポートする。
チラシやPOPで案内している商業施設「nonowa(ノノワ)」などのイベント情報を、地域に住んでいる人にオンラインで発信もできる。
PIAZZAは、テクノロジーを駆使してソフト面の街づくりに挑戦するスタートアップ。PIAZZAの展開や、街のコミュニティー活性度合を可視化するスコアリング指標を独自開発している。これまでに東京都中央区勝どき、江東区豊洲、港区麻布十番など都内を中心に行政市区とも連携し、全国展開してきた。
JR中央ラインモールは、中央線の沿線価値向上を目指し、三鷹駅~立川駅間で「緑×人×街つながる」をコンセプトに、nonowaを展開している。人と人、人と街、街と街、過去から未来へ「つながる社会」をつくり、心豊かな暮らしの実現を目指しているとのこと。