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アマゾンが梱包の自動化を推進、作業スピードは人間の5倍

2019年05月14日 19時57分更新

文● Charlotte Jee

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アマゾンは新型の梱包機械を数十カ所の倉庫へ導入することを検討中だ。1つの倉庫につき24人分の仕事がなくなると、ロイター通信は伝えている。

イタリア企業CMC製の「カートンラップ1000(CartonWrap 1000)」は、人間よりも約4倍から5倍の速さでの梱包が可能で、1時間に最大700件の注文に応えられるという。商品をベルトコンベアー上でスキャンしてから箱詰めする仕組み。機械は完全自動ではなく、商品をベルトコンベアーに載せたり、機械が詰まって動かなくなったときに修復したり、接着剤や段ボールを補充する人員として3人が必要だ。カートンラップ1000が動いている様子は、こちらで見られる。

アマゾンの広報担当者はこの機械の導入について、安全性の向上、納期の短縮、そしてもちろんコスト節減が目的だと述べている。しかしアマゾンは、節減した経費は「顧客への新しいサービスのために再投資することになり、その再投資によって新しい雇用が引き続き創出されていきます」と主張している。

アマゾンの最近の発表によれば、完全に自動化された倉庫の運営には、少なくとも10年はかかる見通しだ。技術の進歩による雇用喪失の可能性に対する不安は避けられない。しかし、自動化は一度限りのビッグイベントではなく、この記事が示すように大抵はゆっくりと忍び寄ってくるものなのだ。アマゾンは、何年にもわたって徐々にロボットを発送センターに導入してきており、現在その数は世界中で10万台を超えている。一方でアマゾンは米国内で12万5000人を雇用している。

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