登壇した業界関係者でAMDの歴史を振り返るセッション
黒歴史なはずの「焼き鳥」話も解禁?
イベントの最後にはASRock原口氏、ASUS JAPAN 市川氏、MSI COMPUTER JAPAN 新宅氏、さらにアユートの森田氏、高橋敏也氏の5人とAMD佐藤氏による、AMDの思い出を語るトークセッションが行なわれた。
アユートの森田氏は「AMDと言えば64ビットを最初にリリースした会社」と語って褒めるのかと思いきや「AMDと言えば焼き鳥の思い出がある」と述べ、Athlonの初期にCPUコアの保護機能が入っていなかったため、過発熱でコアが焦げてCPUが死んだりというトラブルを当時のコードネームでThunderbird(サンダーバード)にちなんで焼き鳥と揶揄されたことなどが語られた。なお、現代のCPUには焼き鳥になる前に、CPUのクロックを下げるなどする保護機能が入っているので、その心配は無いとAMD佐藤氏は説明した。
また、森田氏が近未来に登場させて欲しい製品として「Radeon VIIの3つないしは4つを1ボードにした製品」と無理を言うと、ASRock、ASUS、MSIの3名の担当者が「そういうのが出ると我々が大変なので許して欲しい」と懇願する一幕も。さらに、高橋敏也氏は「Ryzenの3000シリーズとかどうなのか?オレはNDA結んでないから!」と不規則発言すると、3つのマザーボードメーカーの担当者は下を向いてノーコメントを貫き通した。
最後に高橋氏が「今日来ていただいたお客様の中にはプロゲームチームの応援で来ているお客様も少なくないと思う。彼らのスポンサーになっているのがPCパーツメーカー。そのスポンサーになるためには製品が売れていないと難しい。そうしたメーカーを応援することが、ひいてはプロチームを応援することになるのでパーツに興味を持って頂けると嬉しい」と述べ、トークセッションをまとめて終了となった。