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「バーチャルマーケット3」開催を発表! VRの最新の活用法や未来も語られた

2019年04月23日 21時00分更新

文● ジサトラハッチ

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来場者数は12万5000人!バーチャルマーケット2は大成功

 次に、バーチャルマーケットを主催したVR法人 株式会社HIKKYの代表取締役 舟越 靖氏が登壇し、オープニングセッションを行なった。舟越氏によると、バーチャルマーケット2の来場者数は12万5000人。まるで東京ビッグサイトなどで開催されるイベントとそん色ない数値で、非常に驚いたという。

株式会社HIKKY代表取締役 舟越 靖氏

 バーチャルマーケットでユーザーはOculus社の「Oculus Rift」やHTCの「VIVE」といったVRHMDを被り、いろんなキャラクター、仮想な姿である「アバター」というものに扮してVR=仮想空間にてモノを創り、売り買いする。

バーチャルマーケットでは、アバターと呼ばれる自分がVR上でなりきれるキャラクターになり、コミュニケーションを取り、物の創作や売り買いなどができるという。バーチャル(VR)では、自宅などにいながら遠方の世界を見たり、普通では体験できない飛行機の操縦などが、仮想空間上で行なえるという魅力がある

 舟越氏は、そうした活動はVRで行なわれていることなので、閉じた世界なのではないかと思われがちで、一般的にはなじみがないだろうと思う人がいるだろうが、実はSNSに近いという。

 SNSはアカウントにてログインしてコメントを残し、それにより情報を拡散し、価値を高めてくれる。アバターというのはそれに外見を付与したモノと考えれば、意外と身近に感じてもらえるかもしれないと言及。

 舟越氏は、このようにバーチャルと現実を行き来する人々、スタイルには名前がなかったとし、そこでパラレルワールド(並行世界)やリアル(現実)という意味合いを持つ造語の「パラリアル」という名前を付けたそうだ。

 加えて、パラリアルの可能性として、バーチャルでの付加要素にて、物の価値が上がるのではと言及。たとえば、鉛筆1本が120円だったとして、その製品を買うとバーチャル上でも使えるアバターなどが付加要素として付属されれば、500円で売られても買う人がいるかもしれない。そうしたバーチャル上での付加価値により、物の価値が上がる可能性があるという。

 バーチャルマーケットでは、過去の実績により既に10万人以上の市場があるため、それを常設するとどうなるか。たとえば、VRHMDを持っていなくても、スマートフォンのアプリ経由で利用でき、自分の好きなキャラクターが何らかの形で売られていて、一般消費者に興味を持ってもらえれば、一気にVR市場はもっと盛り上がるかもしれない、と舟越氏は今後の展望を語った。

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