「たっぷり苺みるくくりぃむ生どら焼」
セブン−イレブン(製造:十勝大福本舗)
297円
君なんかイメージと違わない?
セブン−イレブンで、なにかスイーツでも食べようとウロウロしていたところ、ふと妙なものが視界に入った気がして、思わず立ち止まりました。パッと見はスイーツなんだけど、いま、ちょっと変わったものを見たような気がする。どこだ? なにが目に入ったんだ?
べつに怪談の類ではありません。違和感の正体は「たっぷり苺みるくくりぃむ生どら焼」でした。九州をのぞく全国のセブン−イレブンで発売中。ちなみに「たっぷり抹茶くりぃむ生どら焼」(297円)もあります。
こんなことを言っては失礼かもしれないんですけど、どら焼きってこんな感じでしたっけ。いちごミルク味のどら焼きねえ……いや、そこじゃないんだ。あんこが挟まれていないことを気にしているわけじゃない。なんだか、分厚くないですか。
どら焼きは、なぜ、どら焼きというのか。諸説あるようですが、基本的には「銅鑼(どら)」に似ているから、どら焼きと呼ばれているのだそうです。そう考えると、これはあまり、どら焼きではないですね。だって、分厚くないですか。
パッケージに入れたまま横から見ると、なんでしょう……早押しクイズのボタンみたいに見えます。少なくとも、どら焼きには見えません。自分がイメージするどら焼きは、それこそ「ドラえもん」に出てくるアレなのですが、だいぶ違いますね。くどいようですが、分厚くないですか。
開けてみても、なんだか現実離れしたビジュアルです。あまりにもクリーム部分が厚いので、つぶれるのをふせぐためか、薄いプラスチックで保護してあります。食べるときには、これをくるくると外してから食べます。
うーん。いちごクリームとミルククリームの二層構造がポイントなのでしょうが、厚い、という感想しか出てこない。あらためて見ると、どら焼きの範疇におさまり切らないサイズではありませんか。なにかのオブジェのようにさえ思えてきました。任天堂のアクションゲームの背景に出てきそうな外見。しれっとスイーツの棚に置いてあるけど、けっこうギャグレベルのアイデアではないかしら。
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