約50万円のCPU「Xeon W-3175X」
これに続き、やはり2019年1月に発表されたのが「Xeon W-3175X」である。COMPUTEX TAIPEI 2018の基調講演でデモされたCPUである。
ASCII.jpでも早速ジサトライッペイ氏が購入し、ベンチマークを計測しているのでご覧になった方も多いだろう。余談ではあるが、イッペイ氏はすでに水冷チラーを入手しており、部屋が水浸しになるのも時間の問題かと思われる(笑)。
ちなみに定格ですらTDP 255Wと、元になった「Xeon Platinum 8180」を軽く50W上回っており、1KWの水冷チラーはやりすぎにしても、いわゆる簡易水冷程度では連続運用にはかなり不安を感じるスペックになっている。とはいえ、CPUが50万円、マザーボードが18万円の世界であるので、クーラーをケチることもないであろう。
この連載の記事
-
第796回
PC
Metaが自社開発したAI推論用アクセラレーターMTIA v2 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第795回
デジタル
AI性能を引き上げるInstinct MI325XとPensando Salina 400/Pollara 400がサーバーにインパクトをもたらす AMD CPUロードマップ -
第794回
デジタル
第5世代EPYCはMRDIMMをサポートしている? AMD CPUロードマップ -
第793回
PC
5nmの限界に早くもたどり着いてしまったWSE-3 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第792回
PC
大型言語モデルに全振りしたSambaNovaのAIプロセッサーSC40L Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第791回
PC
妙に性能のバランスが悪いマイクロソフトのAI特化型チップMaia 100 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第790回
PC
AI推論用アクセラレーターを搭載するIBMのTelum II Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第789回
PC
切り捨てられた部門が再始動して作り上げたAmpereOne Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第788回
PC
Meteor Lakeを凌駕する性能のQualcomm「Oryon」 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第787回
PC
いまだに解決しないRaptor Lake故障問題の現状 インテル CPUロードマップ -
第786回
PC
Xeon 6は倍速通信できるMRDIMMとCXL 2.0をサポート、Gaudi 3は価格が判明 インテル CPUロードマップ - この連載の一覧へ