パートナー企業の海外進出もサポート
日本は規模も大きく興味深い市場
――スマートフォン上位を占めるのはサムスンを除いて中国勢ばかりだが、シャオミにおける差別化は?
ハードウェア製品の利益率を5%というコミットは大きな差別化だ。また、伝統的なマーケティングに頼らず、SNSを重要にしている。また、製品に大きなフォーカスをしており、技術が好きな人をきちんと獲得している。
ハードウェアでは空気清浄機、炊飯器、ドローン、枕やベッドと多様な製品を展開している。種類にして2000以上の製品ラインがあるが、これは他の企業とのパートナー戦略によるもの。シャオミは出資をし、サプライチェーンやマーケティングも支援する。たとえばMiBandはHuami製だが、Huamiは米国市場で上場している企業だ。
――米国市場、日本市場はどうか?
米国市場について現時点で発表できることはない。日本市場は興味深い。市場規模も大きいし、おもしろいことが起こっている。すぐに話せる計画はないが、我々の製品は世界中のユーザーに訴求できると信じている。シャオミのミッションである”イノベーションを全員の手に”では、日本のユーザーも含まれる。日本の人にもシャオミを楽しんでもらえると信じているが、急速には拡大できない。
2019年はまず、MWCで発表した「Mi9」と「Mi Mix 3 5G」にフォーカスする。折りたたみ型もコンセプトビデオを公開しており、期待してほしい。

この連載の記事
-
第40回
スマホ
Xperiaでも使える第3のモバイルOS「Jolla」 ライセンス事業の加速で生き残りを図る -
第39回
スマホ
HTCトップが描く5G時代 5Gは空気のような存在に -
第38回
スマホ
日本は東京五輪の影響で5G普及フェーズに出遅れる -
第36回
デジタル
日本導入も期待されるミドル&ロー「Xperia」3モデル -
第35回
sponsored
HTCの最新VR HMD「Vive Focus Plus」を体験してみた -
第34回
スマホ
サムスン「Galaxy S10+」の自撮りはセルフィー棒いらず -
第33回
スマホ
Nokiaブランドの5眼カメラスマホで勝負するHMD 日本参入は「ファンの反応を見たい」 -
第32回
デジタル
スマホの「フェイクアプリ」が半年で850%増加――McAfeeのチーフ・サイエンティストに聞く -
第31回
スマホ
“5Gで1位”を狙うシャオミ「Mi MiX 3 5G」は驚きの599ユーロ -
第30回
デジタル
「Xperia 1」はXZ3、XZ2 Premiumより普段使いしやすい - この連載の一覧へ