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開発者に聞く

世界初の4K放送対応パソコン、富士通「ESPRIMO WF2/C3」がスゴイ理由 (7/7)

2019年03月15日 11時00分更新

文● 高橋量 写真●曽根田元 編集●ASCII

提供: 富士通クライアントコンピューティング

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「ESPRIMO WF2/C3」はココに注目!

――それぞれ開発を担当された部分で、ここは苦労した、あるいは注目していただきたいという部分はありますか?

立川氏 筐体の設計ですね、誰もなにも言ってくれないんですけど(一同笑)。メイン基板をディスプレーの背後に配置すると、普通は背面がふくらむんですよ。ですけど今回はけっこうがんばって背面を薄くしたのに、誰も気づいてくれないんですよ。前モデルとはディスプレー部分の厚みの最大値は変わっていないんですけど、薄く見えるように落とし込んでいます。

――狭額縁化についての苦労は?

立川氏 今回この筐体でフルHDの液晶と4Kの液晶を両方乗せられるように、という話になったんですね。カバーを作ると金型費がけっこうかかるので、「金型費は抑えろ」ということで(笑)。フルHDと4Kで液晶の外形が違っていて、カバーだけでどちらも載せられるようするのが苦労しました。そもそも液晶のサイズを合わせてくれってお願いしたんですけど、結局合っていないのが出てきたんですよ(笑)。

川田氏 ぼくらとして今回けっこう苦労したのは、HDMI入力2ポート対応ですね。前モデルまでは1ポートでフルHD解像度だけをサポートしていたんですが、今回はポートを増やす上に4K出力にも対応するということで、ファームウェアからなにから全部作り直さなければならなかったんですよ。

 前モデルで使っているHDMIコントローラーは実は10年ほど前に開発したもので、少しずつマイナーチェンジしながら使っていたんです。でも4Kと2ポートに対応するにあたって新規で立ち上げる必要があったので、古い資料を掘り起こしたりしながらファームウェアの仕様を全部整理して、最初から作り直しました。「1ポート増えました」だけだと地味な感じですけど、実際には開発担当者がひとり増えるくらいの労力をかけてやっています。

村松氏 オーディオ面では、前モデルに比べてスピーカーがキチンと見える位置に来ています。そのスピーカーも若干角度をつけていて、画面の前に座ったときにちゃんと耳の方向に向くような角度で設置できているんですね。前モデルに比べて聞こえてくる音が改善されているので、そのへんをぜひ聞いてもらえればと思います。

中村氏 4Kを含め、お客様にはこのモデルでテレビを楽しんでいただきたいと思っております。

――録画も間もなく、ということですね

中村氏 はい。ご期待ください!(笑)

 今回「ESPRIMO WF2/C3」の開発陣の方々に話を伺って感じたのは、すべての面において並々ならぬこだわりをもって製品を作り出しているという点だ。一見すると地味な箇所でも、多くの手間ひまがかけられていることがおわかりいただけただろう。このこだわりと労力によって、クオリティーの高い映像とサウンド、そしてパソコンとしての優れた使い勝手が実現しているのだ。最高クラスの品質で最高の時間を過ごしたい人にこそ、「ESPRIMO WF2/C3」をぜひ検討していただきたい。

富士通 FMV ESPRIMO FH

(提供:富士通クライアントコンピューティング)

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