外見と異なり中身は当然大分違う
ケースや外見が同じということは、もちろん分解方法も同じ。背面の4つのネジを外すことで、簡単にマザーボードが引き抜ける。なお、フロントインターフェース用のケーブルが接続されているので、分解時は外すのを忘れないようにしたい。
さすがにマザーボードの違いはかなり大きい。まず目につくのがインテル版ではチップセット(PCH)があるのに対し、AMD版ではそれがないこと。これはCPU内にいわゆるチップセット機能が内蔵されているためだ。
また、メモリースロットの位置とM.2スロットの位置が入れ替わっているというのが、レイアウト上の違いとなる。こうしてみると、外見は瓜二つでも、中身はまったく違うものだというのがよくわかる。
マザーボードの裏側を見てみよう。CPUソケット・クーラーのバックプレートが大きく違うというのが第一印象だ。インテル版ではちょうどソケットの範囲だけとなっているが、AMD版は背面の3分の1近くがバックプレートで覆われている。とはいえ、インテル版もバックプレートが必要なCPUクーラーを使う場合は似たような面積が使われるため、大きな差はないといえる。
ちなみにマザーボードを外した後のシャーシ部分を見比べてみると、びっくりするほどそっくり。2つを並べて見比べてみたが、違いが全く判らなかった。ケースに関しては完全に共通化されているようだ。