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ポタフェス2018冬(秋葉原) 第3回

THX認証のアンプや新IEMも

2万円程度の低価格で勝負、LDAC/aptX HD両対応の「FiiO M6」

2018年12月16日 13時30分更新

文● ASCII

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日本市場を意識したイヤホン試作機やTHX認証アンプも

 イヤホンの開発にも力を入れているFiiO。新イヤホンの「FA7」もこの冬の発売。Knowles製のバランスド・アーマチュアドライバーを4基内蔵(超高域・高域用:SWFK-31736、中域用:ED-29689、低域用:CI-22955)。SWFK-31736は、2つのBAドライバーが1ユニットにまとめられている製品だという。シェルは精度の高い、3Dプリントで制作されている。レジン素材はドイツ製で医療グレードとなっている。

FiiO FA7。継ぎ目などがない美しい3Dプリンター製筐体

L字型の端子を採用。

 MMCX端子を使ったリケーブルに対応。付属ケーブルは、銀メッキの高純度単結晶銅線を導体にしている(LC-3.5B)。

 なお、発売に先駆け、中国など海外市場向けに開発された標準モデルと、日本向けにチューニングした試作機「FA7J」をブースに持ち込んでおり、来場者の意見を集めていた。ドライバー構成は同一だが、日本市場に向けてよりワイドレンジで、左右に音が広がった再生ができるようクロスオーバーなどを調整している。アンケートなどを見ると圧倒的に、FA7Jの人気が高かったようだ。

 価格は3万円台後半から4万円台半ばになりそうだ。

 最後に、FiiO X7/Q5用のアンプモジュールも展示。これは米THXの特許技術に沿って作られた「THXAAA-78アンプ回路」を採用したものだ。THXの監修のもと「さらなる技術的/回路設計的ブレークスルーを達成することで音質向上を図った」としている。4.4mm5極のバランス駆動用端子も搭載している。

THXの文字が見える

 日本市場向けに、限定数販売する製品となり、FiiOのこれまでの音作りとはまた違ったものになる。価格は2~2万円台半ばになりそうだ。

FiiO Music新版のベータ版

従来版とUIなどを大幅に変更している。

 加えて、X7 MarkII/X5 3rd用の音楽再生アプリ「FiiO Music」も2019年初頭に無償アップデートする予定。UIの刷新に加えて、上述したFiiO Linkへの対応もする予定だ。

FiiO Linkにも対応する。

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