ゲーム向けメニューやプリセットを搭載、AMD FreeSyncにも対応
3万円で144Hz&1MSの23.8型ディスプレーはゲーマー向け機能多数搭載 (1/2)
2018年12月16日 10時00分更新
144Hzの高リフレッシュレートと1msの応答速度を実現したデルの23.8型ディスプレー「S2419HGF」。前回は外観や基本性能をチェックしたが、今回は豊富に用意されているゲーマー向けメニューの使い勝手を中心に紹介しよう。
高リフレッシュレートやAMD FreeSyncに対応
S2419HGFは、ゲームや動画などの動きの速い映像を快適に楽しむための機能が数多く搭載されている。たとえば、高リフレッシュレート。リフレッシュレートとはディスプレーが1秒間に画面を書き換える回数で、Hzという単位で表される。通常のパソコン用ディスプレーは60Hz(1秒間に60回)となっているが、本製品の場合はその倍の120Hzの表示が可能だ。さらにディスプレーの設定でオーバークロックを有効にすれば、144Hzまで向上させられる。
もう1つ重要な機能が、高速な応答速度だ。一般的なディスプレーの場合、中間色から別の中間色への切り替わる時間(Gray To Gray=GTG)は速くても6ms前後。そのため、素早い動きの映像だと残像を感じやすく、動きがぼやけた印象になりがち。本製品の場合は1msを実現しており、そうした残像を感じにくくなっている。格闘ゲームなどをする際にその差を実感できるはずだ。
パソコンのグラフィックスが比較的最近のRadeonシリーズなら、本製品のAMD FreeSync対応も大きなメリット。ゲームや動画では1秒間に数十フレームの画像を連続表示して映像を表現しているが、その描画のタイミングと、ディスプレーが画面を更新するタイミングがうまく同調しない場合がある。その結果、映像がカクついて見えたり、画面の途中で瞬間的に分断されたように見えたり(テアリングという)する。FreeSyncを有効にすれば、それらを解消可能だ。