ではクロックが上昇したぶん、消費電力はどの程度増えたのだろうか? ラトックシステム「REX-BTWATTCH1」を用い、システム起動10分後を“アイドル時”、3DMarkの“Time Spy”デモ実行中のピーク値を“高負荷時”として測定した。
RX 590が単なるプロセスルールのシュリンク版なら消費電力は下がったと予想されるが、実際には大幅なクロック上昇も伴っている。そのため高負荷時の消費電力もRX 580に対し30W以上増えている。
これは順当な結果といえるが、今後Radeonがワットパフォーマンスを改善するには、GCNの根本的な見直しが必要であることは間違いない。
ただCore i9-9900Kを含めて300Wを超えていないため、今どきの600Wクラスの電源ユニットであれば問題なく養える、という点は覚えておきたい。
