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IoTドアと窓で戸締まり確認 センサー電源不要

2018年11月14日 13時00分更新

文● 佐藤ポン 編集●南田ゴウ/ASCII編集部

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ドアや窓の施錠忘れを教えてくれる
YKK APのIoTドア&窓「ミモット」

 ドアや窓でおなじみのYKK APは、2019年1月に販売を予定する戸締まり安心システム「ミモット(mimott)」を発表した。ミモットは、ドアや窓の状況をスマートフォンで確認したり操作ができる、いわゆるIoT(Internet of Things)商品だ。

発表会に登壇したYKK AP代表取締役社長の堀秀充氏と「ミモット」

戸締まりをスマホで確認できるIoTプロダクツ「ミモット」

キャッチコピーは「窓から守る、家族の安心」

 ミモットを端的に紹介すると、家主が外出するとき、ドアや窓に鍵がかかっているかどうかをスマホに知らせてくれる便利なシステム。具体的な使用方法はこうだ。外出時に玄関のドアに鍵をかけた瞬間、家のなかの窓の状況をシステムがチェックして、施錠されていない窓をスマホに知らせてくれる。

 それぞれの窓には個別のIDが振られているため、「1階のリビングの窓」や「2階の子ども部屋の窓」など、鍵のかかっていない場所まで通知される。しかも、窓に取り付ける施解錠センサーに電源や配線は不要。

ミモットのシステム概要図

 そもそもm玄関の鍵を閉め忘れてしまったらどうするかという点に関しても抜かりはない。ミモットは玄関の鍵をかけ忘れたまま家から50m離れると、スマホに「玄関の鍵がかかっていない」と通知してくれるのだ。この通知はスマホのGPS機能を使用している。

施錠されていない窓がスマホに通知される

 発表会に登壇したYKK AP代表取締役社長の堀秀充氏は、空き巣犯罪のデータを公開。そのデータを見ると、ガラスや鍵を壊して侵入された犯罪よりも、無施錠で被害にあった報告のほうが多い。堀氏は「我々ハードメーカーは、いままで破りにくい窓やピッキングできない鍵を作ってきた。無施錠はユーザーの問題なのでメーカーが関与できないと思っていたが、スマホの普及により、使用者へ注意喚起を促せる時代になったため、ミモットを開発した」と、開発に至った経緯を紹介した。

警視庁のデータによると、空き巣犯罪の45.4%は鍵の鍵の閉め忘れが原因とのこと

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