MSIといえば、マザーボードやグラフィックボードはもちろん、最近はゲーミングPCや液晶ディスプレーなどにも力を入れている、台湾トップクラスのマザーボード/PCベンダーである。
MSIは、省スペースゲーミングPCの最新モデル「Trident X」のお披露目にあわせて、中国深センにある同社の製造工場を世界各国の報道関係者に公開した。
実際に稼働中の製造ラインを見学し、しかも中での写真撮影が許されるという機会はかなり貴重である。そこで、MSIのマザーボード/PC工場の様子をレポートしていこう。
工場敷地内に従業員が居住するエリアがある
最初に、工場責任者から概要が解説された。その概要は以下の通りだ。MSIは現在、中国の深センと崑山にそれぞれ大きな工場を所有しており、この深セン工場の敷地面積は20万平方メートルである。工場の敷地内は、工場の従業員が居住する生活エリアと工場エリアに分かれている。
深セン工場では、ノートPCからデスクトップPC、グラフィックボード、マザーボード、ロボットなど幅広い製品を生産しており、マザーボードの月間生産枚数は140万枚、グラフィックボードの月間生産枚数は100万枚に達する。