ASCIIアイドル倶楽部定演、関根梓のパフォーマンスに触れて：

鍛治島彩、（仮）姉さんのソロはやっぱりすごい

2018年11月07日 17時00分更新

文● アスキー編集部

メンバーでソロなら吉川茉優、佐々木ほのかのソロは見てみたい

──いま、アプガ（２）でソロ公演ができると思うメンバーはいますか？

　関根さんのようにしっかりステージをやり切れるかと言われると難しいかもしれませんが、私が観たいという視点で頭にまず浮かんできたのは吉川茉優です。歌もダンスも上手ですし、パフォーマンスでアプガ（２）を引っ張ってくれている存在なので、吉川が挑戦するとしたらぜひ観客の1人として観に行きたいと思います。

　あと、もう少し成長したらという条件付きなのですが、「佐々木ほのかのソロは見てみたい」と思いました。佐々木はファンの皆さんもご存知の通り天真爛漫な子なので何をするかわからないという面白さもありますが、魅せ方がすごく上手なので、1人でもステージに立てると思いますし、「ソロでステージに立てるくらい成長してもらいたい」という意味も込めています。

──ほかのメンバーではなく、鍛治島さん自身のソロを期待するファンも多いのでは？

　私は基本的に24時間アプガ（２）のことを考えている人間なので、ファンの皆さんや、LIVEやイベントに来てくれた方に楽しいと思ってもらえたり、喜んでくれることをしたいというのを第一に考えていて、その分皆さんからの反応だったり応援も受け止めていますので、結成当初から比べると成長したと思いますし、少しずつですが自信もついている実感はあります。

　でも私は元々芸能活動をしていたわけではなく、素人からいきなりアイドルになりました。アプガ（２）には（仮）姉さんが作ってきてくださった道があるので、最初から注目していただきましたし、デビューしてすぐにステージにも立てて、オリジナル曲もいただけて、CDも出すことができて…。

　だから正直、最初は浮かれていた部分もあります。そこから一瞬の期間なのですが自分に満足してしまった時期があって、その時に“痛い目”にあったんです。そこからは絶対に浮かれたり満足したりしないことを自分の中で決めて活動しているのですが、そういった姿勢が「自分に自信がない」「謙虚すぎる」とファンの皆さんやメンバーから指摘される原因かもしれません。

　でも、ステージに立てることに感謝して誰よりもステージを楽しもうとすることだけは常に考えてステージに立っていますし、幸せを感じながらパフォーマンスさせてもらっています。だから、ファンの方に「ステージに立っているかじぃは幸せそうだ」と言っていただけるとすごくやりがいを感じます。

──それではアプガ（２）の活動についてお聞きします。5月に入った新メンバーについて聞かせてください。

　とにかく若いです（笑）元々、アプガ（２）はフレッシュ感があることを評価してくださる方が多いのですが、新メンバーの中川千尋と佐々木ほのかが入って、グループとしてもさらにフレッシュになりました。1年と少し5人で活動しての新メンバーですが、個人的にはアプガ（２）をさらにブーストしてくれる存在なんじゃないかと思っています。 2人については特に“教育係”といったような担当を決めずに、リーダーの髙萩千夏を中心に歌もダンスも教えているのですが、私自身がアプガ（２）の加入と同時にアイドルを始めたので、教えてるのか教わってるのかわからなくなる時があるのですが、そこは素直に受け入れて一緒に成長していけたらと思っています。

──その新メンバーも7月に本格加入して、9月からは初のツアーが始まりました。ここまで、すでに複数公演回ってきていますが、反応や手応えはどうでしたか？

　始まりました！アプガ（２）としては初のツアーなのですが、この話を初めて聞いたときは本当に嬉しくて嬉しくて跳び上がりました。これまで大きなLIVEなどが決まったときは、嬉しい一方で不安も同じくらい持つことが多かったのですが、このツアーが決まったときは嬉しさしかなかったですね。

　それは千葉での公演があることが大きいかもしれません。千葉は私の地元なのですが、やはり地元で単独公演ができて、それが凱旋公演なんて嬉しいですよね！ただ初めてのツアーなので、よくよく考えると「ツアーって何？」ってところからのスタートだったので、1公演目の新横浜公演は不安な気持ちはありました。

　でも、来てくれたファンの皆さんが温かかった。不安が消えると同時に舞い上がってしまった部分もあったのですが、それを良い方向に出すことができて、来てくれた皆さんと一緒にすごく楽しい空間を作り出すことができたと思います。次の秋田公演は吉川の出身地で凱旋公演だったのですが、アプガ（２）としてもグループとして単独LIVEでのメンバーの凱旋公演というのが初めてだったので、私たちとしては吉川を中心に来てくれた皆さんに感謝を伝えて楽しんでいただくつもりだったのですが、ファンの皆さんが「おかえり」っていう空間を作ってくださって、温かさに包まれた公演でした。

──ツアーを回りながらメンバー間で話していること、ツアー後に目指すモノはありますか？

　新横浜と秋田の間に吉川が動画をまとめてくれて、話し合いをしました。そこでメンバーみんなで新横浜公演を振り返ったのですが、「もっとできるな」という部分が多くて。個人的には来てくれた方にもっと声を出して欲しいと思ったので、わざとらしくなく、ステージ上で自然に“煽り”ができるようにと思い、研究と予習をして秋田公演に臨みました。その結果、秋田では自分自身「ここは上手くできたな」という箇所があって、セットリストの中に音源も動画もまだ無くてほぼ単独LIVEでしか披露しない曲があるのですが、そういう曲って初めて聴く方も多いと思うのですが、その曲の途中である仕掛けをしたところ、すごく声を出してくださって、チャレンジして良かったと思いました。

　このツアーでは「動員1000人」という目標を掲げています。その動員をクリアすることはもちろん、来てくれた1000人の皆さんに楽しんで満足していただけるように、残る公演も進化させていけるように頑張って活動していきたいと思います。

※10月28日に動員1000人を達成し、東京の下北沢で追加公演を開催することが発表された。

　ただ、グループとしてはずっと目指している場所があって、それは「マイナビBLITZ赤坂」で単独公演を開催することです。さらにただ公演するだけでなく、1400人の動員を達成して満員の会場で公演をすることを目標としています。なので、いま目の前の目標であるツアーでの「動員1000人」については、単純に達成して成功では全然足りなくて、“大幅に達成して大成功”することでようやく目指していい場所だと思っているので、そこを見て進んでいかないといけないと思っています。

──最後に、グループ活動とは別に個人的に頑張りたいことを聞かせてください。

　話すことが好きなので、ラジオのパーソナリティーに挑戦してみたい、という目標があります。いまShowroomを毎日配信していて、回によってはメンバーにも出演してもらっているのですが、アプガ（２）のメンバーって本当に面白いんですよ！例えば楽屋の会話でも皆さんに聞かせたいような面白い会話が繰り広げられていたりするので、それをぜひお届けしたいと日頃から思っているんです。楽屋を映像で見せることはできないと思うので、だから声だけで。ちょっと話が逸れてしまいましたしラジオとは少し違ってしまうかもしれませんが、そういったお話をするお仕事をいただける機会があれば、ぜひ挑戦したいと思っています。

　以上です。

アップアップガールズ（２）Information

12月25日両A面シングル「『かかって来なさい／OVER DRIVE」発売決定!!

3作連続つんく♂氏プロデュース楽曲リリースの第2弾となる「かかって来なさい」とPandaBoY（作詞）michitomo（作曲）のアプガを支える制作陣による「OVER DRIVE」の両A面シングルが12月25日（火）に発売することが決定！

つんく♂氏による「かかって来なさい」は、アプガ（2）の真直ぐさを打ち出すキーワードである“青春”、女の子の内面の強さを打ち出した歌詞と、タイトなビートが印象的なエレクトロサウンドとなっている。PandaBoY（作詞）michitomo（作曲）タッグによる「OVER DRIVE」は、アプガ（2）の王道とも言える青春ロックサウンド。

「かかって来なさい」は11月11日に柏PALOOZAにて行われるツアー公演で初披露を行う予定。