NECは10月31日、テレワークを想定した「働き方見える化サービス」の新版「働き方見える化サービス<Telework>」を発表した。スタンダード版よりも安価な月額250円/IDで利用可能。サービス開始は12月3日。
業務フロー改善機能は省き、機能を勤怠管理中心に
テレワークを推進したい企業に向け、「長時間労働の抑制」「健康管理のための時間管理」などに役立つ機能のみに絞り込む内容とした。同時に他サービスと連携するためのAPIを拡張している。
具体的には、円滑な業務遂行に必要な「勤務の承認と申請」、本人による打刻に加え、従業員のPC利用状況から労働時間を見える化する「実勤務時間の把握」、途中の休憩などを柔軟に記録できる「休憩ボタンの設置」などを継承。
加えて、出力したCSVデータの加工をしやすくするため、クラウド側でデータを加工し、「パソコンを触っているだけの時間」や「パソコンが起動してから終了するまでの時間」の合計値などを出しやすくする機能を追加した。
一方で、PCで実際に使用したファイルの名前や使用時間を集計するといった、業務の棚卸りのための機能は省略。Outlookとの連携機能、タスク管理機能など、「業務の見える化」や「組織の見える化」のための機能は省いている。そのためにUIも調整し、「予定」と「実際に行った業務」を比較する画面をなくして、「勤怠の入力」だけをするようにしている。