全国120拠点から認定技術者を派遣。さらに診断/対策強化/事故対応までセキュリティサービスを体系化
PFU、オンサイトでセキュリティ診断&対策支援する新サービス
2018年10月11日 11時00分更新
PFUは2018年10月11日、オンサイトでセキュリティ診断を実施する「ベンチマーク診断サービス」の提供を開始した。全国120カ所のサービス拠点から認定エンジニアを派遣してオンサイト診断を実施し、セキュリティ対策の現状を可視化したうえで、今後の対策強化方針策定や対策優先順位付けなどのアドバイスを行うサービス。
これにあわせて、同社が運営するSOCでのリモート監視や顧客セキュリティ機器の運用サービス、インシデント発生時のオンサイト対応、デジタルフォレンジックといったサービス群を「PFUセキュリティサービス」として体系化/刷新した。全国の企業を対象に、セキュリティ診断/対策強化/運用/インシデント対応の包括的なソリューションをワンストップで提供していく。
ベンチマーク診断サービスでは、PFUの認定セキュリティエンジニアが顧客企業を訪問し、1~1.5時間程度のセキュリティ診断に基づいてセキュリティ対策状況を可視化、課題を明確化するとともに、今後とるべき対策やその優先順位などを対面でアドバイスする(別途レポートも提供する)。
同サービスの診断項目は、情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ対策ベンチマーク」準拠項目に、PFUが培ってきた知見に基づく独自項目を加えたものとなる。サービス料金は1回5万円(税抜)。さらにオプションとして、専任エンジニアによるインフラ/Web脆弱性、標的型攻撃/ネットワーク診断といった詳細アセスメントサービスもラインアップしている。
今回体系化されたPFUセキュリティサービスでは、セキュリティアセスメントを行った後の構築、運用にまつわるサービス群も体系化されている。顧客課題とニーズに対応したマルチベンダー対応のインフラセキュリティ構築、マネージドセキュリティサービス、インシデント発生時の緊急支援対応、また授業員へのセキュリティ教育訓練などだ。こうしたサービスも、24時間365日体制の同社SOCや全国120カ所のサービス拠点からのオンサイト人員派遣により対応する。
PFUでは1996年から、ネットワーク技術をコアとしたセキュリティ製品を開発/提供してきた。この製品開発やSOC、マネージドセキュリティサービスの提供を通じて培った高度なノウハウと技術に基づき、デジタルフォレンジックやマルウェア検体解析などのサービスも提供する。
PFUセキュリティサービスは顧客の企業規模を問わず提供するが、PFUでは特に、専任セキュリティ担当者が確保できず、ワンストップで相談できるパートナーを求める企業を主要ターゲットとしている。同サービス全体での販売目標として、今後3年間で25億円の売上を目指すとしている。