国内でも販売予定の「BlackBerry KEY2」のライト版
よりカジュアルなイメージで登場した
BlackBerryはIFA 2018の会期に合わせ、BlackBerry KEY2 LEを発表しました。6月リリースで日本でも販売予定の「BlackBerry KEY2」のライトバージョンという位置づけで、カラフルなボディー(3色)を採用。CPUやメモリー、カメラスペックを抑えることで価格を引き下げたモデルとなります。
本体デザインはBlackBerry KEY2とほぼ同等で、両モデルは併売となります。BlackBerry KEY2 LEの主なスペックは以下のとおり。カッコ内はBlackBerry KEY2のスペックです。
・CPU:Snapdragon 635(同660)
・ディスプレー:4.5型/1080×1620ドット(同じ)
・メモリー:4GB(6GB)
・ストレージ:32 or 64GB(64 or 128GB)
・カメラ:1300万+500万画素(1200万+1200万画素)
・バッテリー:3000mAh(3500mAh)
本体カラーは3色で、Slate、Atomic、Champagneの3色。Slateは側面をブラック、背面をダークグレイとした落ち着いた色合い。Atomicは側面がレッド、Champagneは同じく側面がシャンペンゴールドとなります。BlackBerry KEY2よりも若い層をターゲットにしていることが本体カラーからもわかります。
なお側面の色は、背面の周囲まで覆っています。そのためAtomicとChampagneモデルの背面はレッド、シャンペンゴールドに縁取りされたデザインとなり、Slateのモデルと見た目の印象が大きく異なります。
OSはAndroid 8.1。BlackBerryのセキュリティーシステム「DTEK」を搭載するなど、システム周りはBlackBerry KEY2と同等です。それに加えて、BlackBerry KEY2 LEでは新たに「デュアルアカウント」に対応しています。これはデュアルSIMモデルにのみ搭載される機能で、同じSNSでアカウントを2つ使うことができます。現在対応しているのはInstagram、Facebook Messenger、Whatsapp、WeChat。今後ほかのSNSにも対応予定とのことです。
さてBlackBerry KEY2と本体を比較してみました。本体サイズは実は両モデルで異なっており、
・Blackberry KEY2 LE:150.3×71.8×8.4mm/156g
・Blackberry KEY2:151.4×71.8×8.5mm/168g
BlackBerry KEY2 LEのほうが若干サイズが小さくなっています。手に持ってみると、重量の12gの差ははっきりと感じられます。またキーボードは、BlackBerry KEY2 LEのほうが若干縦方向が短くなっています。クリック感はほぼ同等。一方、キーボード全体部分を指先でスワイプしてタッチパネルのように利用できる機能は、BlackBerry KEY2 LEでは省略されています。
背面仕上げはBlackBerry KEY2のほうが高級感ある仕上げ。BlackBerry KEY2 LEはカジュアル感があって、気軽に使える印象を受けます。BlackBerry KEY2 LEのほうがカメラモジュール部分は大きめですが、これはコストを下げたためでしょう。
左右側面と上下も比べてみました。SIMスロットの位置の違いや底面のスピーカー穴の処理などに違いがみられます。
本体価格はストレージ32GB版が399ドル(約4万5000円)、64GB版が449ドル(約5万円)と、かなり買いやすくなりました。メッセンジャーで文字を打ちまくりたいユーザーや、メインスマートフォンとは別にキーボード端末を使いたい人にも向いた製品といえます。日本でも「au + 1 Collection」として、BlackBerry KEY2の販売が始まりますが、このBlackBerry KEY2 LEも期待したいものです。
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