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ライダー不使用の自動運転車「オートX」が移動販売を展開

Elizabeth Woyke

2018年08月29日 05時57分更新

記事提供:MIT Technology Review

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スタートアップ企業のオートX(AutoX)グラブマーケット(GrabMarket)の提携により、自動運転車があなたの家の戸口まで、農産物や食料を届けてくれるようになる。あなたがカリフォルニア州に居住していればの話だが。

自動運転車で食料を配達している企業はほかにもある。クローガー(Kroger)はアリゾナの市場実験で自動運転車を走らせているし、英国のオンライン食料品販売業者であるオカド(Ocado)は昨年、英グリニッジで同様のサービス実験をした。オートXとグラブマーケットのサービスは、カリフォルニア州で実施される初の同種のサービスである。現在はサンノゼで展開されており、マウンテンビューやパロアルトにも拡大する予定だ。

顧客はモバイルアプリを使って、具体的な商品を選んで買物ができる。何を買うか決めていない顧客は、自動運転車の後部座席から直接、商品を選ぶこともできる。温度管理がなされており、既製品のフレッシュジュースやヨーグルトも積まれている(ドライブスルー・サービスの反対と考えてもらえばいいだろう)。

オートXの創業者でありCEO(最高経営責任者)のシャオ・ジアンシャオはMITテクノロジーレビューが選出した「2017年版35歳未満のイノベーター35人」の1人だ。オートXは高価なライダー(LIDAR:レーザーによる画像検出・測距)の代わりに、高解像度カメラを自動運転車に搭載している。この方法はより経済的で、人工知能(AI)がより長い距離を見渡すことを可能にしているというのがオートXの説明だ(オートXの自動運転車にはカリフォルニア州法に則り、訓練された人間の運転手が同乗している)。

オートXは食料配達を利用して自社のテクノロジーを商業化し、微調整している。自動車メーカーやライドシェア業者が、カメラを中心としたオートXのシステムを競合他社より優先して選択するようになれば、自動運転車はより手の届きやすいものになるかもしれない。

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