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NTTデータ、倉庫内作業でボイスアシスタントを活用する実証実験

2018年07月25日 17時10分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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実証実験概要

 NTTデータは7月24日、倉庫内作業でボイスアシスタントを活用する実証実験を開始した。

 ボイスアシスタントにはアマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するボイスアシスタントサービス「Alexa for Business」を使用。情報機器リユース企業のブロードリンクの倉庫にて進捗管理を行なうクラウドサービスと連動させた「KIZUKIマネジメントシステム」を運用して有効性の検証を行なう。

現場社員と営業担当者の情報連携の流れ

 ブロードリンクでは情報機器の買い取り・回収・データ消去からリペア・レンタル・再販売までを一貫して行なっている。営業や作業現場などの部門間で緊密な連携が欠かせないが、顧客からの依頼受け付けや、現場社員のディスパッチ、作業状況の監視・報告などを管理するための業務プラットフォームとして「Salesforce Service Cloud」を導入していた。しかしこれまで倉庫内での作業者は情報端末を持っておらず、リアルタイムな情報連携が行なえていなかったという。

 倉庫内に設置した大型ディスプレーとAlexa for Businessの連携により、情報機器の「入荷」「データ消去」「梱包」といった進捗を管理。進捗状況の確認および優先順位を考慮したリソース最適化を目的としている。また、業務改善に向けた現場社員の気づきを音声で登録し、現場の負担なく問題・課題の把握も期待しているという。

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