USBポートにはカバーが!
丁寧な作りがいい
今回はANKERのUSB/ACアダプター経由で壁面コンセントから充電してみたが、スペック通り数時間以内に満充電となった。満充電となると、Digital Power Charger上にある2桁のLED表示が99%表示となる。
Digital Power Chargerにはほかのスマホなど、スマートデバイスへの給電用のUSBポートが2つ用意されている。バッテリー本体へのminiUSB充電ポートも、ほかのデバイスへの2個の給電ポートもしっかりとカバーされている。
市販されているUSBモバイルバッテリーのほぼすべてがUSBポートにはカバーなどはなく、開けっ放しの状態だ。これに対して、カバーを付けるほどに丁寧さにこだわりを持つDigital Power Chargerは極めて興味深い商品だ。
重量は147gとやや重め スマホと一緒だと300g超に
Digital Power Chargerはデザイン的にはコンパクトではあるが、5600mAhという中容量のUSBモバイルバッテリーなので、重量はそれなりにある。
キッチン秤で実測してみたところ、スペックより3gほど多い147gだった。
本体の寸法は幅43×奥行き29×高さ95mm。筆者は常用スマホである「HUAWEI P20 Pro」に純正プロテクトカバーを取り付けて持ち歩いているので、Digital Power Chargerの両方で携帯重量は345gほどになる。
iPhone SEを2時間でフル充電
HUAWEI P20 Proも80%以上充電可能
Digital Power Chargerを一度完全放電した後、再度満充電し、USBデバイスへの充電を何度かやってみた。
内蔵バッテリーが1624mAhと小さな「iPhone SE」なら、ほぼ残量ゼロの状態から2時間でフル充電できた。そしてDigital Power Chargerの残量は30%となった。
容量5600mAhのDigital Power Chargerだが実際の定格容量は3800mAhくらいなので、1624mAhのiPhone SEのフル充電に実際には70%(2660mAh)を使った感じだろう。
続いて、筆者のメインスマホであるバッテリー容量4000mAhと巨大な「HUAWEI P20 Pro」にも充電してみた。
HUAWEI P20 Proに対する充電は、電池残量が20%まで低下したときに充電開始し、Digital Power Chargerの残量がデジタルメーター表示でゼロになった段階でHUAWEI P20 Proのバッテリー残量を測定した。
充電時間は20時21分にスタートして、Digital Power Chargerの残量がゼロになった22時16分までの約2時間(1時間55分)で、HUAWEI P20 Proの内蔵バッテリーを87%まで充電できた。
バッテリーの個体差やさまざまな条件で20~87%までがリニアに充電できる訳ではないと思うが、単純計算ではDigital Power Chargerの全容量(定格3800Ah)を使い、2時間でHUAWEI P20 Pro(4000mAh)のバッテリーの67%(2680mAh)を充電したことになる。
感覚的には充電効率は筆者のコレクションしている他社のモバイルバッテリーと大差はないように思える結果だった。

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