COMPUTEX TAIPEI 2018のECSブースには、小型PC「LIVA」シリーズの新製品と、声で操作できるスマートヘッドホンおよびスマートスピーカーが展示されていた。
さらに小さく、高性能になったLIVAシリーズ
日本で発売予定のLIVAシリーズは2製品。ポケットサイズの「LIVA Q2」と低消費電力型の「LIVA Z2」だ。どちらも発売日と価格は未定。
「LIVA Q2」の大きさは70(W)×70(D)×33.4(H)mmと、マウスとほぼ同じ大きさでありながら、4K動画を再生できる能力を持っている。
CPUはPentium N5000/Celeron N4100/Celeron N4000の3種類。メモリーはロープロファイルDDR4 2GB/4GBで、ストレージはeMMC 32GB/64GB。インターフェースは、microSDカードスロット、ギガビットイーサネット、無線LAN(11ac)、Bluetooth 4.1、HDMI 2.0、USB 3.0、USB 2.0となる。
「LIVA Z2」はファンレスで動作し、消費電力がわずか6Wという低消費電力PC。大きさは132(W)×118(D)×56.4(H)mmで重量は700g。2.5インチドライブベイとUSBを計6ポート装備するので拡張性も高い。
CPUはPentium N5000/Celeron N4100/Celeron N4000の3種類。メモリーはDDR4のSO-DIMM(最大8GB)×2、ストレージはeMMC 32GB/64GBと2.5インチドライブベイ×1。インターフェースは、ギガビットイーサネット、無線LAN(11ac)、Bluetooth 4.2、HDMI 1.4、HDMI2.0、USB 3.1×4(うち1つはType-C)、USB 2.0×2となる。
なお、HDMI2.0をD-Subに変更した「LIVA Z2V」もラインナップには存在するが、日本での販売予定はない。
声で操作できるスマートヘッドホン
ECSではほかにも、スマートスピーカーのヘッドホン版にあたる「Liva Aston Smart headphones」が展示されていた。Amazonの音声アシスタント「Alexa」を搭載しており、Wi-Fiにつなぐと音楽の再生や音量調節が声でできるようになる。
通常なら音楽を再生するときはスマホで曲を再生し、それをWi-FiやBluetooth経由でヘッドホンに飛ばすわけだが、このスマートヘッドホンがあれば、音楽の再生にスマホすら必要なくなるというわけだ。
もちろん、スマートスピーカーと同じく、Alexaに時刻や天気を聞いたりラジオを聞くことも可能だ。Wi-Fiに接続しない場合は、Bluetoothヘッドホンとして利用できる。8月発売予定で予価は149ドル。日本での販売は未定だ。
液晶付きスマートスピーカー
こちらは、Alexaを内蔵するスマートスピーカー「Ariel 7」。7インチ(1024×600ドット)のタッチパネル式液晶ディスプレーを搭載しており、ここに現在再生している音楽の情報やシークバーを表示できる。発売日と価格は未定。
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